2004/2/12  #6

赤ちゃんの神秘

最近の英会話学校の生徒の年齢はどんどん低年齢化し
ここ数年で幼児の数がどっと増えたような気がする。
幼児どころか新生児を連れてくるお母さんも増えてきたので
これはいよいよ託児ルームを作らないかんなあと
マネージャーと検討している。

そんな環境の中でここ最近外国人との間でも赤ちゃんの
話題がよく出てくるようになった。

赤ちゃんの持っているパワーって本当に計り知れないモノ
がある。
乳飲み子を抱いている時はまるでマグマのエネルギーを
素手で持っているような感じがして体中がじりじりと
熱くなっていく。だから癒されるのかなあ?
赤ちゃんってどんなに泣きわめいても絶対に声が枯れる事
ないですよね。
あれは無意識に声帯を開いているからだそうです。
たぶん大人が同じだけわめいたら声が潰れちゃうでしょうね。
でも赤ちゃんは泣くのをやめたらミルクをもらえなくなるから
もう必死です。

彼らがよく理由もなくにっこり微笑むのも「お母さんに守って
もらいたい。可愛がってもらいたい」という防御心から
本能でそうするらしい。
数時間でもほったらかされたら簡単に死んじゃうぐらい
弱い存在なのに あの必死で生きようとする赤ちゃんの
パワーにいつも感動してしまう。

この前同僚のイギリス人の女の子にこんな事を聞いてみた。
「自分が養子をとることって考えたことある?」
「もちろんあるよ。もし自分に子供が出来なかったら
親のいない子供が沢山いる孤児院とか 虐待されている子供
がいる児童センターを訪ねてみようと思ってる。」

「そうか〜でももし養子をとる場合自分が実親じゃない事
を子供に告げるの結構難しくないのかなあ?」
「そうだね。だからイギリスでは子供の事を考えたら
物心がついている4,5才ぐらいの子を引き取るのが
一番いいって言われてるよ。」

欧米の人は養子をとる事に何の抵抗もなく それを社会も
認めている。
すごくいい事だと思う。
そういえば私のアメリカ人の友達も黒人の子を養子にしたっけ。
あのハリウッドスターのアンジェリーナジョリーもカンボジアの
孤児の子を最近引き取ったらしい。

何故日本人はその事に関して抵抗があるんだろう?
私の母に聞いてみた。
「日本人は"個"よりも"家"を重んじるからじゃないかな?
大体結婚するときに相手の家に入るっていう意識を持っている
のって日本人ぐらいだからねえ。」

きっと日本人は他の国の人よりも血筋を気にする人種なんでしょうね。
だから「どこの馬の骨かわかりゃしない人」っていう言葉
が出来たんじゃないかな。
英語にはこんなフレーズ存在しないもの。
どこから来た人間かを気にするよりも その人間とどういう
人間関係を育んでいくかの方が大事なんじゃないかなと
思います。

この先自分に子供が出来るかどうかは神のみぞ知ること。
ただ世界には親を必要としている子供が沢山いる事
を忘れない為に将来養子をとる事も選択肢の一つとして
考えておきたいと思う