2007/12/26  #86

それはあんまりだパンダ


冬至を過ぎましたね。

中国出張に出ている間に冬至を過ぎていました。
「Dr.コトー診療所」も、最終回を見逃してしまいました。
どうなったんだ、彩華ちゃん!?病気は!?コトー先生とは!?
ビデオも撮っておらず、痛恨の極みです。
朝日新聞朝刊で連載中だった小説「メタボラ」も、留守で新聞を止めていた間に最終回を迎えてしまったようで、気がついたら夢枕獏の新連載がスタートしていました。
どうなったんだ、ギンちゃんと昭光!?
不在中の新聞も取っておいてくれよー、藤ヶ尾の朝日新聞販売所よー。と逆恨みしつつ、慌しい年の瀬を迎えています。

個人のも会社のも、年賀状まだ一枚も書いてません。
出張前は、働いて飲んで働いて飲んで働いて飲んで、顔むくんで腰いためて、マッサージ行ってまた働いて飲んで・・・・・あーもう思い出すのもイヤ(笑)。

暴走2ヶ月、結局目指した予算に追いつかず、課題は2007年に持ち越しとなりました。
多少自分を痛めつけてでも、どこまで走れるかやってみようと思ったし、実際いままでとは違う経験と結果を得たりもしたけれど、なんかこう、心のどこかで常にギシギシと音が聞こえていたような日々。
ハードに働くことが悪いのではなく、心と体の調和を無視してただひたすらに頑張り続けることが、人を痛めてしまうのだと思いました。
どうも私の場合、心があんまり頭についていきたがらなくって、心の代わりに体が悲鳴を上げてたような感じ。

まあ、いくつになっても、試行錯誤は続くってことですね。
ステップアップの時期がやってきて、今までのやり方が通用しなくなったら、それが結果に現れる。
そして別の方法を試みる。
間違った方法をしたら、結果が出なかったり、体がギブアップを申し出たり。
そしてまた別の方法をやってみる。
そうやって、人間って変わっていくんだ、成長していくんだ。と思いたい。
今までのやり方が通用しなくなること、それは成長のチャンスであり、祝福なんですよね、きっと。

と、そんなことをブツブツ考えながら、北京・成都・上海と、6日間で大陸大縦断の中国出張に行ってきました。
いやー、オリンピックを再来年に控え、北京はどこもかしこも工事中。
「鳥の巣」と呼ばれるメイン会場も、遠目ですが見てきましたよー。
業者としてはオリンピックってあんまり嬉しくないですけどね。
チケット手配なんかしたくないし(オリンピックやワールドカップの度ごとにチケット入手の件で揉め事が起きてるし)、ホテルも取りにくいし、物価上がるし、観戦ツアー以外の旅行が機能しなくなってしまうから。

でも、いいホテルもどんどん出来てるし、ほんとにずいぶん都会になっちゃったなー、と感慨もひとしおでした。
10年以上前を思うと、変わっていくスピードの、この速さ。
目も眩むようです。

上海にいたっては、もう世界に誇る大都会。
裏町に一歩入ると、相変わらずゴチャゴチャした昔の町並みはありますけど、表舞台のあの煌びやかさは、もう大阪の比じゃない感じがします。
そして、上海6回目の訪問にして、上海雑技団を初めて見学。
すっごく面白かったけど、めちゃめちゃ危険なバイク曲芸みて、あまりの怖さに「ごめんなさいー、もう許してー」と半泣きになってしまいました。
いやー、あれは怖い。スゴイを通り越して、もはやフツーに怖い。夢に出ます。

それに比べると、成都は四川省の省都で、いちおう都会だけどまだまだのんびりしていました。
4年ぶりの訪問だけど、それほど以前と変わってない感じ。
成都では、お客さんを連れてパンダ繁殖センターの視察をしてきたのですが、4年前に比べるとパンダの扱いがよりいっそう厳重になっていて、写真一枚撮るのも大変でした。
前はね、100元(1500円くらい)払ったら、普通にパンダと並んで写真を取らせてくれたんですが、今回は400元に高騰して、しかもパンダエリアに入るのに、抗菌手袋と抗菌くつ袋をはめるという重装備。
人がどうこうじゃなくて、パンダが変な菌に感染したら大変だ、という意図がビシビシ伝わってきて、「ああもうスイマセン、パンダ様、一枚だけアッシと写真を撮っておくんなせえ」と、卑屈な気持ちになりながらの写真撮影でした。
2匹がリンゴを取り合って暴れてるし。
こえーよ、あんたら。

でもこれだけ大事にされてるのにねえ、パンダ様、なかなか繁殖がおぼつかないんでございましてよ。
生まれても、施設で大事に育ててやらないと、親パンダはあんまり養育熱心じゃないっていうし、育児放棄も多いと聞くし。
なにしろ氷河期からの生き残りらしいし、繁殖能力や養育能力の低下っていうのは、もう種としての寿命が尽きかけてるんじゃないかなーと思うんですが、どうでしょう。
環境の激変などで強制的に絶滅に追い込まれるのは良くないと思うけど、人間にしろどんな動物にしろ、種としての寿命があって、来るべきときが来たら、自ら絶滅していく道をたどるようになるんじゃないかなあ。

・・・・でも、かわいーですもんねえ、子パンダとか。
ずっといてほしいって、もう本当に無責任に純粋に、心から思ってしまうのですけれどね、やっぱり。

で、パンダ。
中国各地で、さまざまなパンダグッズと出会いましたが、上海浦東空港で見つけたパンダチョコレートのパッケージは、群を抜いたキッチュさで見る者を釘付けにしていました。
なんたって、「CHOCOLATE」の文字の横に、「PANDA IN LOVE」と添えられて、このデザイン!(下記ご参照)
とてもじゃないけど、子供には買い与えられません。
買わずに写真だけ撮ってきましたが、まさか中身もこの形だったのでは・・・・と、人に見咎められるのが怖くて買わずに去った自分の冒険心の欠如を、しみじみ後悔した次第でした。

いやはや、パンダ イン ラブ・・・・じゃなくって、本年もありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。
感謝と希望を、いつも持ち続けられますように。