2006/4/2  #80

プーニューとニャーニュー


プーニューとニャーニュー、プーニューとニャーニュー、プーニューとニャーニュー、プーニューとニャーニュー、プーニューとニャーニュー、プーニューとニャーニュー・・・・・・・ああぁ、なんか痒いぃぃっ!(笑)。
10回くらい舌の上でこの言葉を転がしているうち、なんとも言えない可笑しみと愛しさがこみ上げてきます。

4月中旬は、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーのお正月。
ラオスでは、新年を祝う盛大なパレードが行われるのですが、ここに登場するのが、この超ラブリーな名前をもつ神様だか精霊だか人間の祖先だか、とにかくナイスな2人組。
「プー」は父方の祖父を、「ニャー」は父方の祖母を表す言葉、「ニュー」は「大きい」を意味しており、そのむかし天界から地上に降りてきて、それまで真っ暗闇だった人間界に光をもたらした存在なのだそうです。
いわば、ラオス版イザナギとイザナミ、あるいはアダムとイブって感じで、そりゃさぞかし神々しく神聖なお姿をしているのでしょう、タイ舞踊のような煌びやかな衣装をまとって、天界を漂うような・・・・・と思ったら、アナタ!
ちょっとナニそれ、完全にナマハゲじゃん!泣ぐ子はいねぇがーっ!ぎゃー、お母ちゃーんっ!!

・・・・ま、百聞は一見に如かず。
名前も見た目も微妙な可愛いさ全開、一目で大好きになってしまうこと請け合いのプーニューとニャーニュー、下のほうに写真をのっけてますので、ご参照ください。
(左がプーニュー。ニャーニューは右の黄色いイノシシ状のものの後ろにチラリと顔半分が見えるでしょうか)

ああ、行きたいなあラオス。
4月のお正月時期に行きたいとずいぶん前から思っているのですが、超繁忙期の1-3月は休暇の計画をたてている余裕などなく、気がつけばアラ4月、という状態がもう何年も続いています。

春は、秋以降の商品の企画をする時期。
『数からの脱却』を今年のモットーに掲げている私は現在、例年の数倍の力を傾けて、各種コースの企画に励んでいます。
パッケージを受注して数をこなすことも、ランド屋としては揺るがせに出来ない仕事ではあるけれど、「いかに安く出すか」だけを追い求め、質を落とし、競合他社を蹴散らし追い落とし、月間何百人さばけるか。それだけを追及するのでは、いつまでたってもネズミの輪みたいに走り続けることを余儀なくされてしまうだけ。
いつまでも「下請け」の位置に甘んじて昼も夜も働いて、なお自分を下請けとして貶め続けるようなことにならないためには、そこから一歩抜けた地位を築かなくちゃいけない。
私の場合、その手段は『企画力』になるのだろうな・・・・と。
町工場が、単なる下請けの地位を抜け出して飛躍していくための論理と一緒ですよね。ランド屋版プロジェクトX。

というわけで、市場には出回っていないようなコースや観光資源を求めて、日夜ネットやガイドブックで情報を集め、コース作成をするんです。が。
えーと、こことここをつないで、国境越えをして、うっ、この道って大型バスが通らない、
あ、この町って外国人の入境制限がある、うーん、この町には2つ星ホテルしかないけどお客さん大丈夫かなあ、まぁ南京虫出なけりゃいいか?・・・と、特に秘境コースは難問山積です。
中国のチベット地域とかミャンマーなんかは、特に難しい。悪路さえ気にしなければ、地図上では目と鼻の先にあるような町に行くのに、「(軍の検問があって)○○―○○間は外国人の陸路通行不可」とかあるし、ミャ○マー航空で飛ばそうと思ったら、現地スタッフがひとこと、「落ちますよ」。
そうっすか、落ちますか・・・。

でもまあ、楽しいです。めちゃくちゃ。
ここ2-3年、忙しく追い立てられるばかりで、好きでやってんるんだか義務感でやってるんだか認められたくてやってるんだか判然とせず、モチベーションも下がりがちでしたが、企画している時は、この作業を心から好きでやってるんだなと実感できる。
迷いだらけの日々のなか、こういう光明があるのは、大変ありがたいことです。私の世界にとってのプーニュー・ニャーニューなのかもしれません。

・・・・梅が終わると、まず白い木蓮と雪柳、そのあと続いて赤い木蓮が咲き、関西ももうすぐ桜が満開の季節ですね。

うちの家のまわり、というか駅前とか山手のほうのかなり広い範囲にわたって、この時期になると地域全体が朝晩、なんかカビくさいというか土くさいというか、湿った匂いに溢れかえるんですよね。
あれは何なのだろう。
大阪市内に住んでいた頃には気づかなかったし、土のあるところでしか匂わない(というかウチの周りは土だらけ)ので、春の土の匂いというのはこんなものだったのか、あるいは植物が芽吹くときにはこんな匂いがするものなのか、春がくる度いつも不思議に思っています。
樹や草の芽吹きの匂いだったらステキだなあ。
裏山や田んぼに少しずつ緑が現れ始める、その緑たちが一斉に放出する何かの成分が、空気の匂いまで変えてしまうのだとしたら・・・。
教えて!モリタ先生!って感じですね。あ、でも「土カビの匂い」とか言われるとガッカリするので、やっぱり知らなくていい。夢をみていたい(笑)。

ではでは、このへんで。
今月こそ、行くぞ西安。もしくはバリ。もしくはブータン。もしくは奄美?
だって、奄美関係の知り合いが激増、最近なんだかすごいことに。
人間って、自分では気づいてなくても、そのときに必要なものを見えないパワーで呼び寄せてしまうんでしょうね。いま私の何がそんなに奄美を必要としているのか、自分ではあまり自覚できてはいないのですけれど、アジアに吸い寄せられたのと同じなのかも・・・。