2006/1/29  #78

旧暦 DE 明けオメ!


皆様、明けましておめでとうございますっ!
今年もよろしくお願いいたしますっ! うぃっす!!

・・・・「何をいまさら」とおっしゃるなかれ。
1/29は旧暦での元旦、今日はめでたいお正月。
中国やベトナム、各国の中華系の人にとっては、1年で最も賑々しく祝うべき祝日であります。
よって、現地事務所は今日から約一週間クローズ。
見積り回答も返ってこないし、手配業務も全てストップ。領事館も閉まってるからビザ発給も出来ないし、いくらお客さんが「今すぐ!」と叫ぼうが暴れようが、何もできましぇーん、へへーん、ダ。
・・・・というわけで、たまる一方の見積りに怯えつつ、「だって現地が休みだもん!」と居直るしかない旧正月。中国・ベトナムはわかるけど、なんでマレーシア事務所まで閉まってるんだろう。いくら中華系が多いからって、あんたたちイスラム国だったんじゃ・・・。

こうして私たちは、いつも他人の暦を気にしながら、日々の業務をこなしています。
旧正月は日付が毎年変わるから、前年の夏あたりから日付を頭にいれておかないと、うっかりその期間のツアー予約を受けてしまって、手配がだいぶ進んでから「すいません、旧正月でした!」「なにぃ〜、はよ言わんかーい!」とモメること必至。
別に、旧正月に現地行ってもいいんですけどね。ただ、レストランも閉まってること多いし、その前後は帰省する現地の人たちで交通機関がグチャグチャになってしまうので・・・。

旧正月が終わってホッと一息ついたと思ったら、あぁ次はバリがお正月に入っちゃった、回答来ない。
とかゆってるうちに、今度はタイ・カンボジア方面が4月にお正月。別名「水かけ祭り」と呼ばれているだけあって、道を歩いていたら現地人・観光客関係なくバケツで水をぶっ掛けられるので、この時期もお客さんにはお薦めできない。
そうこうしてる間に、今度は中国がメーデーで一週間お休み、おっと、お次はカンボジアで10月にお盆休み、あぁっ、10月のこのネパールツアー、向こうの元旦に当たってる、やばっ! 
え、10月に男性10人で中国?あ、ナイトですね。えーっと、10月は国慶節っていう大型連休で女の子たちが田舎に帰っちゃうんで、行っても遊べないと思いますよー。etc.etc.

・・・・ナイトはさておき。
なんかスゴイと思うのが、それぞれの文化で、新年が見事にバラバラだということ。
日ごろ、太陽暦でしか時間の流れを認識していないから、それぞれ異なる暦で人が生活しているということが、すごく神秘的に思えてしまいます。『バリヒンドゥー教サカ暦で新年』とか言われると、「ほぉぉぉっ!」と意味もなく感じ入ったりとかして。
西暦で毎年同じ日付に新年を迎え、6月が終わると「もう半年経ってしまった!」と慌てたり、西暦で年を数えて、「もう何歳だわ」とか思って、その年齢にふさわしい自分であろうとしたりして、カレンダーにいつも縛られてしまう私たち。
でも、1年が必ずしも365日ではなかったり、太陽暦的感覚からすると「何で!?」というような時期に新年を迎えたりする暦がこんなにもたくさん存在することを知ると、西暦も太陽暦も年齢もカレンダーも、ある一部の人々の共通認識の上に成り立つだけの、単なる目安でしかないんだな、ということに気づかされるのです。
年を追うごとに加速していく一方の時間の流れに焦ってばかりいる私にとって、それは何か、とても心強い発見なわけで。

まーそんなわけで、別に今日を新年として、新しいスタートを切ってもいいわけだし、バリ人と一緒に太陽暦3月から一年を始めても、ラオス式に4/14で「明けオメ!」でもいいのです。
節目節目は大切に、でもあまり縛られず、おおらかに、自分なりの時計を育めるように。
旧暦的新年の私の抱負は、それにしておきます。