2005/8/1  #70

じーんみんげーん


どうも、うっかりしている間に8月に入ってしまいました。
3年間書いてきたこのコラム、せめて月に一回は・・・・と思ってなんとかやってきたのですが、ついに丸一ヶ月すっ飛ばしちゃった。とほ。

そうこうしている間に、ついに長年の懸案だった中国の人民元が切り上げとなりましたね。
ニュースで知ったのが夜だったので、晩ごはん食べながらワタクシ、一人でプルプルと震えてしまいました。
人民元を切り上げることで、日本や世界の経済にどういう影響があるのか、いまいち経済に疎いのであんまりよくわかりませんが、対中国の仕入れ値が上がる、っていうその一点だけは、痛いほどによっく分かっていましたから。

うちの場合、中国とは原則としてドル建ての商売をしています。
たとえば、1本のツアーの支払い総額が、100000元だったとしますよね。
中国側は、それをドルに換算して日本側に請求してくるのですが、これまでは固定相場だったので、1$=約8.2元、つまり100000÷8.2=12195ドル払えばよかったものが、今回の切り上げによって1$=約8,11元になり、100000元=12330$、うわーぉ、135$も値上がりしてるぅー!!
----という、手数料商売のランドオペレーターにとっては大惨事。
幸か不幸か、春先の反日デモの影響で、ここのところ中国との仕事が少なめだったし、今回の切り上げ率も2.1%と小幅だったのでまだマシでしたが、これからどうなっていくことやら・・・。

思えば、為替相場に翻弄される仕事です。
ほとんどの国との間で、ドル建ての清算方式を採っており、円とドルの為替レートによって支払額が変わってしまうのですから、そりゃもう必死。
たとえば、半年先のツアーの見積りをする場合。
現地からの見積り額は、一人200$。これをいくらで計算するか。
今は1$=112円だから、200×112=\22400だけど、半年先に1$=120円になってたとしたら、現地への支払い額は¥24000になってしまう。
じゃあ多めに計算して、見積書は一人¥26000で出しておきましょう、ったって、競争が激しいからそうもいかない。
ええい、じゃあ¥24000だっ、今より円高になれば利益は1600円以上、円安になったら、そんとき考えるわー!!って、ちょっとキレ気味になりつつの見積り作業。その面構えは、営業マンというより、勝負師のそれに近づきつつあります。ヤバイやばい・・・。

それにしても、人民元って、変な名前。「元」だけじゃダメなのかなあ。あ、でも円も「日本円」っていうから、別にいいのか。
私が初めて中国に行ったときには、人民元ともうひとつ、兌換券という通貨がありました。
確か外国人用の通貨で、表向きは1人民元=1兌換券でレートは同じと言われていましたけど、兌換券でしか買えない電化製品とかが当時はあって、実質的には人民元の2〜3倍の価値があったように記憶しています。

でもあれ、不便だったー。
外国人の私たちは、ホテルや列車の支払いは兌換券でしか受け取ってもらえないんです。
そうかといって、街で買い物するとおつりは人民元でしか返してくれないから、旅を続けてると、兌換券は減る一方、人民元は増える一方。
最後のほうなんか、ホテルで払う兌換券がなくなっちゃって、フロントで大モメ。
「銀行いって、日本円を兌換券に換えてもらって来い!」と言われて、フロントのお兄ちゃんのバイクで、トコトコと銀行へ連れていかれたり。

それほど貴重だった兌換券、二度目に行ったときには既に廃止され、街角に立つ闇両替屋が客引きに使うときの目印みたいなものに成り下がっていました。
何枚か持ってたはずだけど、どこいったかなあ。今だったらネットオークションとかで売れそうな気がするんだけど・・・。

・・・あー、もうダメ。
休日出勤のあいまに、会社でこれ書いているのですが、そろそろ仕事再開しないと時間が無くなってきました。
お盆のピーク期を前に、恒例の『ホテル取れない、飛行機取れない』現象に悩まされています。
あぁ神様、フォーシーズンホテルのジュニアスイートルーム3室と、マレーシア航空クアラルンプール行きエコノミー5席と、中国国際航空北京行き10席が、天から降ってきますように・・・(ほんまに降ってきたらイヤだな)。