2005/5/27  #68

ごぶさたしておりまして


すっかり日が長くなってまいりました。夏至も近いですね。
風薫る5月、皆様いかがおすごしでしょうか。
・・・って、うー、もう5月も終わるー。

ここ一か月ほどのあいだに、石垣島へ行き波照間島へ行き、山口に帰省し、身内の用で松山には2回赴き・・・・と、けっこう忙しく動きまわっていました。
松山へは、2度目は急用だったので新幹線と特急を乗りついで行きましたが、1回目は大阪から夜行フェリーを利用。9時間かけて、ドンブラコと揺られていくのですが、なにしろおフネ大好きなので、あー極楽ゴクラク。という感じでした。

船はいいわー。動きまわれるし、長距離便は展望浴場とかあるし、甲板で潮風に当たりながらビール飲めるなんて、うぅ、最高。こんなに快適な乗り物を、他に知りません。

学生時代、中国行きはみんな船だったな。
鑑真号、片道2万円ちょっとの雑魚寝の旅。
たくさん似たような年頃の子たちと友達になれるし、ゆっくり時間をかけて行くことで、外国へ行くのだ、という着実な手応えがありました。
18歳、初めての海外旅行。
濃紺の海水に、黄浦江から流れ出す茶色の水がゆっくりと混ざってきて、やがて航路の先に上海の町並みがうっすら姿を現したときの情景を、今もよく覚えています。
もちろん中国留学も、神戸港から2泊3日の船旅で。
大きなトランク抱えて天津港に着き、そこから北京へ3時間かけて移動、北京から西安へは、さらに列車で20時間の寝台車・・・って、遣唐使か、私は。

列車もけっこう好きです。っていうか、大好き。
旅で利用する列車や船の中では、必ず人との出会いや触れ合いがあり、時にはその後何年も続くような付き合いも生まれたりして、そういうのも交通機関を利用するときの醍醐味でした。
一度なんか、船の中で知り合った中国人女性の家に3日くらい泊めてもらったりして。

友達と一緒のこともあれば、一人旅のこともありましたが、一人でいると、必ず誰かが現れて助けてくれる、『世界はそういうふうに出来ている』、と気付いたのもこの頃でした。

んんん、なんと表現すればいいかな。
旅に限らず、必要な時に必要なものがもたらされるように世の中はできている、というか、得るも失うも、全てはその必要があってのことだから、あんまり思い煩うことはないのだ、というか。
・・・・なぁぁぁんちゃって、そう言ってるわりには、与えられた状況や失ったものを巡って、ウジウジと悩んだりすることも多いんですけどね。はは。
でも、「何とかなるように出来てんねん」と信じていることで、未知の事柄に向かう時の始めの一歩は、ずっと踏み出しやすくなるような気がしています。

・・・・さて、お話は変わって、中国。
反日デモ騒ぎで中国ツアーのキャンセルが相次ぎましたが、値切られ倒して全然儲からず、「いっそキャンセルしてくれたほうが」と思うようなツアーに限って残ってたりして、なんだか間が悪いったらない今日この頃。
私の営業先でも、あれ見てすっかり中国嫌いになった人が何人かいて、「中国もアホやなあ、こんなんで日本人客減ったら、観光収入で大打撃ちゃうの。ざまあみろやなぁ」とか言うんですけど、いやー、それほどでもないみたい。
SARSの時だったら、全ての外国人客が減ったから痛かったようですけど、日本人客だけが減ったくらいでは、別に〜?って感じのようです。
あれかな、もう日本人も「経済大国」という錦の御旗を振りかざして、アジアで大きな顔できる時代じゃなくなってきてるのでしょうね。
これからはみんな、日本人というタイトルではなく、個々人のアイデンティティーで勝負しなければならないんだなあと、改めて思う次第。それは良いことなんでしょうけどね、きっと。

えぇぇっと、近況はざっとこんな感じです。
ここ1週間くらい、急激に見積もりの数が増えてきて、他の先輩たちも同様なところを見ると、マーケットが急に動き出した気配。
ほんっと、不思議ですよー。動き出すときってね、一斉に動き出すの、まったく何のつながりも無さそうに見える団体や個人が、申し合わせたように一斉に。
そういうのを何度も経験すると、世界は隅々までつながっているのだなあ、とホントに思います。
ある日ふと、「旅行しよう」という話になったとき、本人たちはそれが自分たちだけの自発的な思い付きのように感じているけれど、たぶんそれは、世界中に漂う「何か」の空気というか波動を、みんなが一斉に感じ取った結果じゃないのかなー、って。
あるいは、誰かの「旅に出よう」という気分が、電波みたいにあらゆる人の心に届いちゃった、とか。
・・・・うわ、ナゲウリ子がなんかヤバイこと言い出したぞ(笑)。

いま私は、
すっごく奄美大島に行きたい。
たぶん、遠くの知らない誰かの想いが伝染したのでしょうね。
前からなんとなく興味はあったけど、先日、奄美の新聞社の方と接する機会があってお話するうち、がぜん行きたい気持ちに火がつきました。
んんん、よぉぉし、行くぞー、奄美ー。
これ読んだあなたも、たった今、感染しちゃいましたよ。んふ。