2004/10/20  #59


天高く、自己反省の秋


秋ですね。初夏につけた梅酒が、そろそろ飲み頃を迎えます。
・・・っていうか、もう飲み始めちゃってる。お取り寄せまでした壱岐の焼酎と地元養蜂園直売の純正ハチミツで作った梅酒、もう美味しすぎて歯止めがききませぬ。いくら健康にいいったって、これじゃ過ぎたるは尚及ばざるが如し・・・・無念!

とかなんとか言いつつ、ズルズルとコラムの更新も遅れていましたが、ええ、飲んだくれていたわけではないんでしてよ。
最近、英会話のレッスンに通い始めました。
読み書きはさほど問題ないのですが、会話は苦手、というか自信がなくって。大学受験に特化した日本の英語教育の弊害について知りたければ、私を見てね〜ん、ヘーイ、ルックアットミ〜。とばかりも言っておられず、仕事で使うし、もうやむを得ず。

だってね、現地のホテルマンが会社にセールスに来てくださることも多いんですが、向こうの言ってることは何とか理解できても、こちらの言葉足らずのせいで、深いビジネスの話ができない。関係作りもままならないし、自分が損なだけじゃなくて、相手の来訪までも徒労にしてしまいかねない、これは一種の暴力だわ、と思って。
・・・なんで今まで気付かなかったんだろう。
入れ代わり立ち代わりセールスに来る現地ホテルや手配会社の人、覚えてらんないくらい一度にたくさんの人と出会う仕事関係のパーティー。あまりに数が多すぎて、その出会いの一つ一つに、全く無関心になってたんだなあ、私。その気になれば、いくらでも人脈を広げることもできたのに、ナニコレ、この心の閉ざしっぷり!!
型通りの挨拶と名刺交換だけして、そのまま記憶から抹消してしまった人の数を考えると、それはもう、慄然とするほどです。
多すぎて全てに全力投球してられない、というのは言い訳で、出会いを粗末に扱うこの姿勢、なんか生き方そのものにも通じる気がして、もー大大反省。
というわけで、せっかく学べる環境にあるんだったら学んでおこう、と思い立ったのでした。
ホント、日本人外国人にかかわらず、一期一会の精神で人と接していければいいですね。・・・とか言ってるわりには、連絡とってない友人知人が多すぎる私。忙しさを隠れ蓑にした不誠実がこんなところにも・・・・陳謝デス。ハイ。

そうそう。
さきほど飛び込んできた情報ですが、なにやらミャンマーで政変の動き。首相か誰かが軟禁されたらしく、すでにタイとの国境は封鎖され、タイにあるミャンマー大使館にも緊張が走っている・・・らしいのですが、ミャンマー事務所のNさんに電話してみたら、「へ〜?何もありませんよ〜?」とノンキな声。ミャンマー国内では、一切の情報が封鎖されているようです。
もっとも、普段から私服警官が街のあちこちで目を光らせているような国だから、何の不思議もないのだけれど。

こういうとき、ああ民主主義国家じゃないんだなあ、と改めて実感します。軍事政権でした、そうでした、と。日本とは違う政治背景とそこに広がる闇だけを取り出して、いたずらに恐怖心を煽る必要もないけれど、あの優しくて穏やかなミャンマーの人たちは、確かにそういう国家体制の中で生きているわけで、どっちかの面だけを知ってても不十分。目は背けられない。
実際、民主化運動に対する弾圧ひとつをとってもわかるように、言論や思想の自由はけっこう制限されているし、少数民族も抑圧されてゲリラ化してるし。外国人でも、ただお金を落としてくれるだけの観光客なら歓迎だけど、報道関係の人はビザ取るのも大変なんですよ、いろいろ制限ついて。

もっとも、政治体制の闇っていうか怖い部分はどの国にも、もちろん日本にもあるのでしょうけれど、日本はウーン、「ブッシュ氏とは親しいから(大統領選は)頑張っていただきたい」なんてことを首相が言っちゃうような脳天気な国ですものね、ビックリしちゃう。
親しいとか親しくないとか、国政を預かる人が、冗談でもそんな子供みたいな理論を展開するのはあんまりだと思うんだけど、しかも国会の場で・・・・もーダメ、ついていけましぇん。
と、プリプリしつつ、また次回。