2004/5/10  #50


愛の波動(山口弁バージョン)


営業しよると、いろんな事が起こります。客商売っていうだけじゃのうて、海外相手っていうんもあって、余計に予測不能なことが起こりやすいんじゃろうけど。
でも不思議やなーって思うんが、同じ時期に、同じような事が続けて起こるんちゃね。クレームが起こるときは、やたらクレームばっかり続くし、100人とか200人を動かすような大型ツアーも、なんでか一時期に集中するほ。
私だけじゃのうて先輩らーもそう言いよってけ、みんなそうなんじゃと思う。
じゃけ、私らよう言いよんちゃね、「波が来た」、とか。
だってほら、去年ある会社のツアーで、続けざまに3回も同じ国でバス事故起こした、あれだって、ただ設備とか道路情況とか、ハード面の問題だけじゃあるまーと思うほ。

波なんと思う。波動、なほ。
営業も4年やりよーと、そういうんを頭じゃなくて体全体で理解できるようになってきたかもしれません。「あ、今はこの波じゃ」って。

波動、とかエネルギーって言い方すると、なんか怪しそうに聞こえるかもしれんけど、んー、うちら人間も、この世に存在する全てのものも、みんな原子から出来ちょらーね? 一個一個、別々のもんがつながりあって形を作りよるけ、そこにはいつも揺らぎがあるんよ。それが波なんじゃと、私は思う。
波は、また次の波を作りながら、波紋となって広がっていくけー、似たようなことって続けざまに起きるんじゃなかろうかなー、って。

・・・ちゅう訳で今、なんか知らんけど、クレームの波に襲われちょります。自分が手を抜いたとか、そういうことじゃのうて(いや、実際には慢心が原因だからこそ、クレームという負のエネルギーを引き寄せてしまったのかもしれないけど)、たまにどうしても来るほぃね、この波は。
常になにもかもが順風満帆やったら、人間として成長がないけ、神様が気付きを与えるために問題を起こしてくれるんかもしらん、とは思いつつ、正直キツいんちゃね、クレームはホントに。

連休中の、インドと中国のツアーでそれぞれクレームがあがってきたんじゃけど、取引先に責められるよりも、インド人との折衝で疲れてしまうんは何ででしょう。
インドの提携会社のインド人社長がねえ、「私は悪くない」とか、「こういう理由でミスが起こった」とか、電話口で延々とがなり立てるほ。
「理由はともかく、ミスはミスです」ちゅって突っぱねようもんなら、「ナゲさんは私の話を全然聞いてくれない!」って、またワーワー・・・。
がなってる相手の発する、困惑とか不満のエネルギーが電話越しに伝わってきて、余計にしんどいんかもしれん。
価値感が違うんじゃろうけどね。日本人はとにかく潔さを善しとするけ、無意味な言い訳を並べるのは余計マイナスなんじゃけど、インド人にとっては、とりあえず全力で言い訳するんが彼らの正義なんかもしれん。
異なる国民性や価値感をなんとか統合して、日本のマーケットに適合させるんが私らランドオペレーターの仕事なんじゃけ、文句言うたらいけんそじゃけど、そのストレスじゃろうか、おかげで、はぁ(←合いの手)最近ちょっと酒量が増えてしまいました。ありゃりゃ。波動で似たようなものがつながっていく、といえば、人間関係でそれがいちばん顕著に表れるんじゃあるまーかと思う。
いやな人ばかりに出会うと感じるときはたぶん、自分自身が悪いエネルギーを出しちょぉんじゃろう、怒ってばっかりおるとか。逆に、憧れるくらいステキな人に出会う時は、自分がいい状態のとき、とか。
そう思うと、『周囲は自分自身を映し出す鏡』というコトバも、スッと心の中に入ってきたりします。

こないだね、ある人たちと、褒め合いっこしたんよ。とにかく、相手のいいところをお互いに褒めまくって、持ちあげまくって。変なことしよおじゃろ(笑)。
で、お互いに幸せな気分になって笑いよったら、その中のひとりの子が、「いま相手に対して投げ掛けた褒め言葉は、自分にも当てはまるんやで。自分にないものは見えても気付かないから、気付くということは、自分も持ってるってことなんやで」って教えてくれて。
・・・・ちょっと感動したっちゃ。
できるだけ、物事や人のええとこを探して、そこに光を当ててあげられるようになりたいって、心底思った。それが、自分自身にも光を当てることにもつながるなら、ますます。

・・・がなるインド社長、クレームあげてくるお客さん、あなたがたに愛を送るけ、どうか受けとってください。
不満より文句より、愛と許しのほうがいいってば。
許すと、ほ〜ら、楽になってくるよ〜、幸せな気分になるよ〜、ほ〜らほ〜ら・・・。

この愛の波動でクレームが解決したかどうか、次回を乞うご期待。うまくいった暁には、念力営業マンと呼んでください。くす。