2003/1/6  #41

飛べ飛べチャーター便

明けましておめでとうございます。

新年早々、引っ越しをすることになりましたが、暮れも押し詰まった先月29日に物件を見つけ、今週末にはもう転居という、夜逃げかと思われそうな電光石火の引っ越しのため、準備やら手続きやらで大わらわです。
仕事もいきなり忙しいし、ストレスのせいか耳鳴りがしている1月第2週目。ふう。

これから住む町は、生駒山の懐に抱かれた、ノホホンとした田舎です。奇跡的に快速電車が停車するものの、不動産屋さんですら、「なんでこんなとこに快速とまるんですかねぇ、はは」と笑う始末。「はは」って、アナタ。

でも、7年前からずーっと、ここに住みたかった。
学生時代の友達が住んでいたのでこの町を知っていたのだけれど、そのキレイな地名とそれにまつわる伝説、山や森、宅地の中に残る畑、なぜか大好きな神社もあって、ずっと憧れていました。
今回、びっくりするほど手頃な家賃で、日当たりのいい広いお部屋をみつけることができたのは、何かのお導きじゃないかと思っています。なんか、いろんなことがトントン拍子なので。
ふふ、新生活が始まります。

さて、そんな中、仕事上でここ数週間ずっと気掛かりのタネだったカンボジアへの関空発チャーター便が、この年末年始、無事に行って帰ってきました。
もー、どれだけ心配だったか、無事に飛んでくれるのかどうか。
『飛ぶかどうか心配』って、一般の人にはあまり理解できないことかもしれませんね。電車やバスと一緒で、飛行機は予定通りに飛んで当たり前のもののハズだから。でもチャーター便は、特にメジャーじゃない航空会社のチャーター便は、ほんまに飛ぶのか、ちょっとバクチ的な匂いすら漂う、魅力も不安もいっぱいの「パンドラ」フライトなのです。

そもそも、チャーター便ってナニかというと、名前の通り、定期便でない、どこかがチャーターした飛行機のことです。その「どこか」は、1社の旅行会社が自分とこのお客さんを乗せるためにチャーターする場合もあるし、チャーターを専門に扱うチャーター会社が音頭をとって、何社かの旅行会社が共同でお客さんを集めて飛ばす場合もあります。
何社かが共同でチャーター機を買い上げるときというのは、今回のカンボジアのように、定期便では直行便がない場所で、年末などで混みあって他では席が取れない時期などに、パッケージ商品などでの集客を見込んで企画されることがほとんどです。
たしかに、いま定期便で関西からカンボジアに行こうとしたら、バンコクとかホーチミンなどで乗り継ぐ便しかないし、席も取りにくいですからね。年末に直行便が飛べば、お客さんは集まると思います。
ただし、飛べば。

チャーターって、大変なんです。
マイナーな航空会社だと、まず機材がちゃんと調達されてるのか、そんなとこからもう心配だし、飛行許可を取るための国の各機関の諸手続きも繁雑極まりないし、離着陸の許可を取るための審査も厳しいし、うぅ、書いてるだけで発狂しそう。私がやるわけじゃないけど。

今回も、実は危ないことがありました。
カンボジア・ジャムリアップ空港の滑走路はわりと短めで、予定してるB737という機材の離着陸に必要な滑走路の距離に満たないかもしれないとかゆって、飛べる飛べないとかの話に一時なってて。
その時は、まだ具体的な現地手配も進めてなかったから、「あーあ、チャーター会社さん大変ねー」と私は高見の見物を決め込んでましたけど、例えばこれが出発直前で、何かの書類不備で飛行許可下りなかったりして飛ばなかったりしたら、ランドの手配受けてる私たちだって大変なことになります。何百人分の手配を、急に変えなきゃいけないし。だからマイナー航空会社の機材使ったチャーターってコワイこわい、なんです。

・・・今回のチャーター、ちゃんと飛んでくれてホントに良かった。
とかいいつつ、まだ2月と3月に数本ずつ、同じカンボジアへのチャーター便が予定されています。
ああ神様、全ての便がつつがなく飛んでいきますように。ナゲは良い子になります。つまんないことにもうカリカリしません。ピアノの練習もサボらずちゃんとやります。燃えるゴミと燃えないゴミは、今まで以上に厳密に分別します、でも引っ越し先の市は分別収集してないのにどうすりゃいいんだ・・・・・って、まぁいっか。

信じるものは救われるのだ。
飛べ飛べチャーター便、カンボジアの空に、たっくさんお客さん運んでちょーだい!!

というわけで、今年もよろしくお願いいたします、なのでした。