2003/12/22  #40

来年にむけて

しばらくの間、アトピーがすごいことになっていました。
辛うじて顔は無事だったものの、首から鎖骨のあたりにかけて、痒いし赤くひび割れて血が滲むし、見た目も手触りも人間の皮膚じゃないみたいで、こんなにヒドイのは10年ぶりくらい。
ステロイド剤以外で思い付くものをあれこれ試してもダメで、もういよいよ皮膚科行ってステロイドか、と思っていた時、ちょうどホメオパシーの授業があったんですね。そこで同席していた事務局の方の、「ひどい湿疹で、いろんな手を尽くしてみたけど、自然治癒力を信じて放ったらかしにしたら結局治った」という話を聞いて、私も一切ほったらかしにしてみました。
途中、見るも無残に荒れたりしたのですが、それも経過のうちと我慢して放っておいたら、そのうち治ってきたんですよね、ありがたいことに。

自然治癒バンザイ、って感じです。
ホメオパシー的考えでは、人間を含めた生き物はすべて、自分で自分を癒す力をちゃんと持っていて、ホメオパシーのレメディーはそれを後押しするだけってことになってるんだけど、あぁ、ほんとそのとおりなんだなー、って。
自分の力を信じずに、薬や何らかの療法に頼っている間には、その力も存分に発揮されないけれど、全力で信じるなら、体はちゃんと応えてくれるみたいです。
もっとも、どうしても薬や外科的処方が必要な場合も多いし、私自身も薬に助けを求めることもあるけど、思ってるよりは、私たち自身の力ってスゴイみたいよ、というお話デシタ。

それにしても、忙しく暴走してるのはいつものことなのに(ダメぢゃん)、なんで今頃アトピーなのかなーって考えていました。
たぶん、けちょんけちょんに疲れていたんだと思います。
私の好きな本の著者アラン・コーエン氏に言わせると、ケガや病気、その他やむなき理由で活動を一時停止せざるを得ない人というのは、神様が決めた「いま休もうプラン」に強制的に乗せられているのだそうです。自分から休もうとしないから、神様がむりやり休ませてくれるのだとか。

というわけで、今年一年を振り返ってみると、旅行業界に限って言えば、SARSだ戦争だと本当にひどい年でしたが、これも業界全体に対して神様のくれた、お休みプランだったのかもしれません。中国ビザがなくなるわ、ベトナムビザも撤廃が正式に決定して、ビザ収入が見込めなくなる分、来年はいっそう頑張らなければならなくなりますが、せっかく英気を養ったのだから、今までとは違う視点とアプローチで、仕事に精出していきたいなーと考えています。

そうそう、今までと違うアプローチで、ということにちなんで言えば、某大手格安旅行社さんの仕事で、きちんと利益を生み出すシステムを確立できるようになってきました。
今まで、そこのパッケージツアーを受注しようとすれば、競争もはげしいため、一人あたま100円の利益とか、ほんとにとんでもない金額しか儲けられなかったのですが、半年ほどそういう仕事を受けながら、シコシコと色々な小細工を重ねた結果、そこのパッケージではかつて無かった額(といっても一人あたま何千円かですが)の利益を取れるようになってきました。
今まで「この会社の仕事では、これ以上儲けられない」という限界点を自分の頭の中で勝手に設定していたのだけど、それを取っ払ったら、ちゃんと儲けられるようになった。勝手な思い込みで限界を設けることの愚かしさと、それを手放したときに起こる予想外の結果に、なにか驚嘆の思いです。ワクワクするじょ。

前の会社にいた頃、全体朝礼のたびにK部長が語る例え話があって、なんとかという魚は、小さい水槽にしばらく入れておくと、そのあと大きな水槽に移しても、小さな水槽にいた頃と同じ範囲しか動き回らない、という内容でした。
あのころは、耳にタコ〜と思って聞き流していましたが、今にして思えば、意外と深かった。ごめんね、K部長。
世界は私が考えるよりもさらにずっと広くて、できると思っているよりもさらにたくさん、できることがあるのだと感じています。

本を読んでいて出てきたジブランという人の労働に関する詩(?)で、とってもステキな一文があったので、ちょっと引用しときますね。
『働くとき、あなたは地球のはるかかなたの夢の一部を満足させる。それはその夢が生まれた時にあなたに任された仕事だ。
(中略)
それはあなたが創り出す全てのものに、あなたの魂の吐息で息を吹き込むことなのだ。』

それでは、メリークリスマス&良いお年を。
年末まで結局アジアから脱線しっぱなしでしたが、今年一年のご愛読に心から感謝します。来年からはちゃんと軌道修正しまーす。来年もどうか幸多い年になりますように。
私事ながら、花巻のやえちゃん、あなたに最大限の祝福がありますよう祈っています。