2003/11/23  #38

ヒーラー街道驀進中

先日、お買い物をしようとして、カウンターのお姉さんにクレジットカードを渡したところ、お姉さんの動きが一瞬止まりました。しげしげと私のカードを眺めたあげく、こう言うのです。
「あのー・・・、スチュワーデスさんですか?」
「!?は!?」
「いや、JALカードお持ちですし、体型もスラッとしてらっしゃるので、そうかなー、と」
「ち、違いますっ。付き合いで無理やり入らされたカードなんですっ」。
・・・あー、ビックリした。慌てふためいて否定しちゃった。ちょっと嬉しかったけど。「はい、そうです」とゆっとけば良かったかしら、うふ。
前にも書きましたが、この業界、どういう仕組みなのかよく分からないけど、カード会社との関係が強くて、いろんな旅行社さんからあれやこれやのカード加入を強制されるんですよね。
いちいち全部加入してられないんですけど、断るわけにもいかない。こうなりゃカード会社のほうから加入拒否されればいいんじゃん、と、年収欄に「50万」とか、「扶養家族8人」とかメチャクチャなこと書くんですけど、これがねー。ちゃんと審査を通るんですよ。
なんでダ。年収50万で毎月の融資上限額が50万って、おかしいじゃないデスカ。
加入さえさせれば何でもいいんでしょうか、カード会社って。甚だ疑問です。


そんな疑問を抱えつつ、閑話休題。
といっても、今回も前回同様、横道に逸れまくりです。許してー。
ここ3週間くらい、なんやかんやでストレスが溜まりまくり(かなり仕事が忙しくなってきて)、メンタル面で久しぶりに危機的な状況に陥っていました。体も顕著に反応して、しばらく収まってたアトピーがバーッと出たから、余計にキツくって。
「胸が痛い」って、抽象的な意味で使ったことはこれまで何度もあったけど、物理的に心臓が痛くなったのなんて初めてで、ビックリしちゃいました。救心ちょうだい、救心。

で、いつもならストレスが溜まるとお酒飲んだり友達に電話したり、行き付けの神社にお参りに行ったり(貝塚市と交野市に、いっこずつお気に入りの神社があるんです。ババアだわ)して、なんとかバランスを保とうとするのですが、今回はちょっと違いました。
ホメオパシーのお薬(本当は薬という言い方をしてはいけないんだけど)を飲んだのです。

ホメオパシーって、ご存知でしょうか。
約200年前にドイツで誕生した自然療法で、欧州ではかなり認知度の高い代替療法なのですが、うーんと、漢方みたいなもの。って言ったら怒られるな、仮にも私、ちゃんと講義に通ってる身だから。
http://www.plaudite.com/homoeopathy.html
うー、すいません、これ見てください。今の私じゃ初心者すぎて、うまく説明できない。
「人間の体の不調や病気は本来、自然界に存在するもので全て癒されるようにできている」というのがホメオパシーの考え方で、何千種類もある薬(レメディー)は全て、自然界にある薬草や鉱物などから作られているものなんですね。
西洋医学の薬だと、例えば頭痛薬なんかは、痛みの原因を癒すわけじゃなくて、痛みを止めるだけでしょ。でも、ホメオパシーは、痛みの原因自体を癒せるよう、体が元々持っている自然治癒力を高める作用をするんです。

おもしろいですよー。
これでアトピー治るかなー、と思って軽い気持ちで短期講座に申し込んだんですけど、知れば知るほど深い。痛みとか病気に効くだけじゃなくて、精神にも作用するらしいんです。
身体と精神(ホメオパシーは、そこに魂も加えるんだけど)って、絶対に分けて考えることはできないものだから、そう思えば当然のことなんだけど、「愛する人を失った悲しみ」とか「飛行機恐怖症」とか「自信の無さに起因する傲慢さ」とか、そんなのにも効くらしいの、人によっては。

で、講義の先生にも相談して、症状(今回はストレスと頭痛)と、私個人の性格・性質等から判断して、2週間前に、あるレメディー(すっごい小さな粒なんです)を一粒だけ飲んだんですけどね。
・・・・治った、頭痛。ホントすぐに。思い込みの効果もあるかもしれないけど。
ストレスのほうは、まあボチボチでしたけど、ストレスの対象になる物の大きさを考えたら、この程度のストレスで済んでるってことは、すごいことかもしんない。
本当にその人に合ったレメディーを選ぶことが出来れば、心の在り方にすら影響を与えることもあるそうです。

で、そう言われてみれば、なるほどと思えることがあって。
私が飲んだのは、『心の傷を塩漬けにして保存して、周囲との間に壁を作っている』というテーマを持った(全部、なにかしらのテーマがあるんです)レメディーなんですけど、まあ単純に、頭痛にも効くらしいんですね。

・・・でね、ちょっとだけ変わったかも、心。
もともと、傷つくのが極端に怖くて、ちょっと「ヤダ」と思ったり、面倒なことになりそうになると、すぐ壁を作ったり、ドアを閉めちゃったりして、人間関係を寸断させる癖があったんですね、私。表面的には仲良くしてても、心のドアは閉めちゃってたりとか。
で、それを飲んでしばらくした頃に、たまたま、いつものようにドア閉めたくなるようなことがあって。
一瞬、「もういい」って、これまでとても尊敬し慕っていた人を切り捨てそうになったんです。自分にとって神様のようだった人の、ごく普通の人間らしさを知って、反射的に逃げ出しそうになった。神様じゃないなら、もういい、って。我ながらひどい話ですよね、身勝手の極致。けど、今回は、踏みとどまることができました。
波風の立たない安全な壁の中で幸も不幸もなくジッとしているより、これからもいろいろ感じたり教えてもらったりしながら、生きた人間関係を続けていくほうを選べた、とでもいうんでしょうか。

当たり前すぎる話なのに、私にとっては新しい選択肢だったんです。今まで、こんなにガチガチに壁作って、よく周りの人がそれでも仲良くしてくれてたものだと、そういうことも考えました。感謝しなければ、と。
別にそれは、レメディーを飲んだからではなく、単純に自分がちょっと成長したからなのかもしれないけど、私は、ホメオパシーのチカラも働いてくれたんだと思っています。ありがと、ホメオくん、みたいな。

こんな感じでね、なーんかスピリチュアルなんです、ホメオパシーって。そのせいか、講義に来てる人たちも、そういう世界に興味のある人がほとんどで、唯物的というか即物的なもので溢れ返っている仕事の場面とは全く違ったスピリチュアルワールドを、月に2回の講義で味わっています。

それにしても、リンパマッサージにホメオパシーって、一体なにするつもりなんだろ、私?(笑)。このままいくと、そのうち心理学なんか学びはじめて、ヒーラーにでもなってしまうんじゃないかってぐらいの勢い・・・・って友達に言ったら、「おまえみたいな気の強いやつに、人を癒すような仕事が勤まるか」と一笑に付されましたけど。ちぇー、だ。

もちろん、そういう精神世界チックな作用だけでなく、体にバッチリ効くもののほうが多いんですよ。血止めとか、蜂に刺された時とか、下痢の時とか、花粉症とか。
あのねー、「トゲが刺さったときに飲む」ものもあるんです。
トゲが刺さった時にそれを飲むと、トゲが自力でニュゥっと出てくるんだとか・・・。
それを友人に話したら、「変な宗教に入ってない?」って言われたんですけど、『体内に入り込んだ異物を出す』という、もともと人間に備わってる治癒力をサポートしてくれる薬、って考えたら、別に変じゃないと思うんだけどな。アホな私は、「じゃ、便秘も治ります?」って先生に聞いたんですが、「便は異物じゃないので、このレメディーでは出てこないでしょう」とのことでした。ごもっとも。
コレって、喉が痛いときにショウガ汁飲んだら効くとか、火傷にはアロエがいい、っていうのと同じレベルの話だと思うんだけど・・・うーん、やっぱりアブナそうに聞こえるのかしら。

・・・誰か、トゲが抜けない人はいませんかぁ? 実験させてー。