2003/10/5  #35

男性天国の終焉?

「もしもし、ナゲちゃん?ちょっと、しょーもないこと聞いてええか?」
「珠海の件なら、たいした情報入ってませんよ。」
「なんや、つまらんの。どこの旅行社の扱いや?ランドは君んとこか?」
「違いますよー。大手さんでしょ。」
「おお、だいたい予想つくわ。○○やろ?あー、おもろ。ほな、またな。(ガチャ)」
・・・・こらっ。用件はそれだけかっ!

とゆーわけで、けっこう大きな騒ぎになってましたね、中国・珠海での、日本人300人買春事件。
ありがちなことですけど、数が多すぎて、中国政府も看過できなかったんでしょう。国慶節(建国記念日=10/1)も近かったし、ここらで一発、キュッと締め上げとかないと、みたいな感じで。例年、国慶節とか旧正月とか全人代(全国人民代表大会)の前後はナイトの取り締まりが厳しくなるんですよね。
それにしても、珠海など広東省の一部の都市は別天地という感があったんですが、ここもいよいよ監視の対象になってきました。
いい傾向だと私は思うんですけど、このあたり一帯は、もうズバリ「それ専用」みたいな高級ホテルがたくさんあるので、経済的な打撃も大きいでしょうね。
ほんと、笑っちゃうくらい多いですよ。
外国資本の工場などがたくさんある地域には、現地駐在員をはじめ、外国からのビジネス客や視察団がひっきりなしに訪れるので、そういうお客さんを当てこんだナイト黙認の高級ホテルが林立しています。それらのホテルはたいていキャバレーや大型クラブ併設で、クラブのお姉さんをお部屋へお持ち帰り、みたいな。
わざわざ行きますもんね、みなさん。空港から車で3時間とか4時間かかるし、観光するところもほとんど無いのに、団体でダーッって。

んもー、なんかね。
今回の騒ぎを起こした会社にしてみれば、社員の慰安のつもりで企画したんでしょうけど、下のお世話することが慰安だと考えてるなら、あんまりにもレベル低すぎるし、それを社員が喜んで受け入れているとしたら、なんか情けなくない?

もっとも、商売の名のもとに、それを黙認している私が言うな、という感じなのですが。
でもこれからは、仕事だから、と諦めたりしないで、少しずつでも営業スタイルを変えていけるよう、自分自身のスキルアップを図っていきます。確かにナイトツアーは多いし、全てを断ることはできないけど、他にもいっぱい、夢や希望をもって旅に出ようという人、ちゃんとしたプロのアドバイスを待っている人だっていますもんね。
そういうお客さんのために、単なる御用聞きの営業ではない、コンサルタント的な仕事のできる営業マンになりたいな、私。

最近ね、思うのです。
数字も大事だし、料金のシビアなツアーとかパッケージの見積もりなんかは、電卓カチカチ言わせながら「あと500円まけて!」「う!200円が限界です!」とモメたり、同業他社と熾烈な、ときに陰湿な競合劇を繰り広げたりもするけれど、それだけの営業マンで終わりたくない。
本当に良い営業とは、高くても買ってもらえるようになることだ、とよく聞くけれど、ほんと、そうだと思う。
今でも、担当の旅行社さんとはそこそこ良い関係を築けているところもあると思っていますが、もっともっと圧倒的に信頼されて、他社が営業に来ても、「うちはナゲちゃんとこがあるから、他社はいらないよ」って言ってもらえるくらいになりたい。
その為には、私がもっとバージョンアップしなくては。

・・・なーんて思っていたら、不思議なもので、そういうコンサルタント的な、アイデア出しが必要な仕事が、最近増えてきました。ある中堅旅行社さんでは、若手営業マンを対象に、私が講師になってアジアの旅行についてレクチャーすることになっちゃったし。
偶然だなー、と思ったけれど、自分の心が変われば周囲の環境も変わる、という、これがよく聞く「宇宙の法則」なのかもしれないな、と感じています。
求めよ、さらば与えられん。ね。