2002/8/7  #4

前回、北京のランド代(現地旅行費用)が3800円どうのと書きましたが、今週は「バンコク2泊4日\1500」というキャンペーン料金を、ウチのバンコク事務所が出してくれました。(飛行機代除く)。

もー、ちょっとイヤかも、こんなエグい料金競争。
バンコク事務所もウチも、一人あたまの利益って100円くらいなんです。こんなんでクレーム出た日にゃ暴れるぞ、がうー。

というわけで、頑張ってくれてる現地事務所に感謝しつつ、お金の話ばっかで心が荒んできたので、前回の予告を変更。今日のお題は、「アジア旅行、そんなんで楽しいですか?」。・・・うわ、これも荒みそー・・・。

高級リゾートは別として、一般の方がイメージする「アジア旅行」って、一体どんなものなんでしょう?

10代の頃からバックパッカーだった私にとって、アジアは不便でお腹こわしやすくて荒っぽいとこもあって、でもそれを補ってなお余りある魅力に溢れた場所、っていうイメージを今日まで持ち続けてるんですけど、他の人は違うんですかねえ?

どうも最近の日本人旅行者は、100%快適全開じゃないと、満足してくれないみたいな気がしてなりません。それも、日本で得られるような種類の快適さ。
もちろん高いお金を払っている以上、それなりに快適な旅をする権利はあるだろうし、それを提供するのが私達の仕事なわけで、杜撰な手配で満足しろっていうんじゃーないですよ。

でもねえ。
「中国人はマナーが悪いから、中国人たちと同じ所で食事したくない、全行程、個室で食事させてくれ」とか、インドの、日本食レストランなんか絶対ないような田舎に行くツアーにもかかわらず、「カレーばっかりはイヤだ、日本食を用意しておくように」って言われちゃうと・・・。

そりゃまあ、どうしても受け付けられない人はいるだろうし、お金さえ払ってくれればいくらでも用意しますよ、個室、日本食、専用車、なんなら専用トイレだって。

でもそもそも、こっちは「おじゃましてる」身なんだから、郷に入っては郷に従うのが基本じゃないんかしら。そういう姿勢がね、完全に欠如してるように思えてなりません。
単なるワガママならまだマシだけど、人によっては、それがアジア蔑視からきてるものだったりすることもあって、それは正直なとこ、かなりムカつきます。

だいたいインド人はなあ、毎日カレー食っとんぢゃ、いやならインド行かんでよろしい!

お金を出して、日本での生活水準を旅の間も継続させるのは結構、個人の自由です。
でも、そんな無菌状態で、日本にいるのと同じような旅行して面白い!?日本の高級中華店で食事して、テレビで旅番組見るのと、何が違うの!? 一緒じゃん!

各人事情もあるだろうから一概には言えないけど、旅行って、景色見て美味しいもん食べるだけじゃないですよねえ。
その気になれば、土地の人に出会って、文化を知って、理解を深めて帰ってくることだってできるのに、「来た。見た。食った。」式の、上っ面な旅行ばかりが氾濫してる気がします。

時間なくて慌ただしい旅行しかできないからそうなっちゃうのかもしれないし、消費者保護法とか旅程保証とかの法律・約款に脅えて、客の冒険を忌避しがちな旅行業界の風潮もそれを助長してるのかもしれないけれど・・・・うぅ、これもジレンマ。

それで楽しいと言われればもう何も言うことはないけれど、広い世界をちっちゃく動く、うわー、もったいねー!、もっと楽しいことあるのにー!と身もだえするようなもどかしさに、日々身をよじっている業界人間ナゲウリ子なのでした。
早く人間になりてー。