第5回 その10


公演を成功させられるかどうかは、
チケットを1枚1枚現金化していくってことを
地道にやれるかやれないか。
そこだけだと思うんです。


□ラムネ庵
公演を企画するということのなかで、
一番難しいこととか大変なことってなんですか?

□中島さん
やっぱりね。
単純なようだけどチケットを直接買ってくれる
人を探して現金化するってことです。
これが一番大変だし、しんどいことですね。
ラムネ庵さんも自分のライブのチケットを
20枚売るとすると、大変でしょ?

□ラムネ庵
無茶苦茶大変です。お恥ずかしいですが、
そんなんやったことないです。(笑)

□中島さん
それを300枚とか400枚やらなきゃいけない。
しかもチケット代は6,500円。

□ラムネ庵
あー、そう考えたら大変ですねー。

□中島さん
チラシを作ったり、タワーレコードにお願いして
フェアーをやってもらったり、
そういうことはすべてチケットを
現金化するための手段といえますね。

僕が思うに、NRBQを呼ぶっていうこと自体は、
はっきりいって誰でもできると思います。
だけど、それを成功させられるかどうかってところは
リスクをちゃんと負って、
チケットを1枚1枚現金化していくってことを
やれるかやれないかってことにかかってる。
そこだけだと思うんですよ。

NRBQが好きだからって日本に呼んでも、それをしなかったら
借金を抱えるだけですからね(笑)
でも例えお金に困ってなくて損してもよかったとしても、
それって何か違うと思いませんか?
僕は全然うれしくないと思うんです。

□ラムネ庵
うん、そうですね。必死にやったからこそ得られる
達成感って大きいですよね。
具体的には今売り上げのほうはどんな感じですか?

□中島さん
数字はちょっと伸び悩んでますね。中だるみっていうか。
前回の経験からいくと、最初はバーッと売れてその後落ちて、
ライブ当日近くなったらまた売れ出すと思うんですけど、
当日に頼ってしまうと危険なんですよ。
当日に何人来るか予想がつかないですからね。
しかも平日だから、お客さんがあまり来てくれないかもしれない。
だからこの中だるみの時期になるべくたくさんの人に
チケットを買ってもらうのが結構大切なんですよね。
今はNRBQのことに興味を持ってくれる人が一人でも二人でも
できるなら何でもしますよって感じです(笑)

□ラムネ庵
採算がとれるかどうかは事前にある程度わかりますかね。

□中島さん
たぶん当日にならないとわからないと思いますね。
聴いてる人達の年齢層が高いのもあって
すぐにチケットを買ってくれないんですよね。

□ラムネ庵
中島さんとしては今、宣伝活動に必死な時期なんですね。

□中島さん
そうですね。
もちろん僕も駆けずり回ってますけど、
周りの人たちにも随分助けてもらってます。
チラシを配ったり、チケットを売ったりとか、
決して自分一人だけではできることじゃないです。
知りあいの人に掲示板を使って協力してもらって
50枚チケットが売れたりもしましたよ。
そういう風にNRBQが好きな人たちが、
ボランティアで働いてくれているからこそ
なんとかなってるところがありますね。

 

(NRBQの大阪公演は11月26日に大成功のもと終了しました。
インタビューは、大阪公演前の10月のものです。)