第4回 その4

1年、2年の短いスパンじゃなくて、
10年、20年という長いスパンでものを見ることが
大切だと思うんですよ。




□うえやま
この場所を10年かけて作ってこられたわけですが、
10年続けるってことは、
ホントに大変なことだと思うんですが・・・

□焚火小僧さん
今日は気分がのらないと思えば、
昼から酒を飲んでることもあるんです。(笑)
毎週、毎週ノルマを決めて、
何かをするというようなことはしていません。
やりたいときにやる。
仲間が勝手に進めてくれてるときもありまから(笑)
それくらいの気持ちですよ。
ムリはしません。
ムリしても続かないですから。

□うえやま
でも、こつこつ続けてきて10年経って、ここまで
充実した場所になったわけですよね。

□焚火小僧さん
まだ、まだ変わりますよ(笑)

□Aさん
最初は、2年でつぶれると、言ってましたけどね(笑)
こんなとこ、誰がくるかぁ、いうてね。
友達しか来ないんちゃうかと言ってたんですけど。
なんとねぇ、10年も続いてますから。

□焚火小僧さん
まぁ、1年とか2年とかのスパンで、見るんじゃなくて、
10年、20年という長いスパンでものを見ていくことが
大切だと思うんですよ。
どうしたいか、ってことを、もっと長い目で考えないと、
目の前で何かがあったときに、ブレてしまうでしょ。
でも、長い目を持ってやってれば、
多少、横道それようが、どうしようが、そこには
到達できるだと思います。

だから、今のこの状況をぼくは、10年前にだいたい
想像できてたし、
これから10年後もだいたいのイメージは持ってますよ。
こんな感じになったらいいなぁって。

□うえやま
10年後、どうなっていたらいいと思いますか?

□焚火小僧さん
ぼくは、ここをユートピアとか
レジャーランドにしようなんて
考えはまったくありません。
初めからそんなことは思っていなかったし、
これからも、そういう風にするつもりは、全くありません。
ぼくらは、ここに来てくれている人が、自然に触れながら
気持ちがいいなぁと感じてくれたら、それでいいんです。

鳥が鳴いている、風が吹いてくるのを感じる、
草のにおいを感じる、太陽の光を感じる、
川の音が聞こえる・・・
そういうことだと思うんです。
そういった自然の感動を味わってもらうために、
もう少し範囲を広げてみたいとは思っています。

この下の川のところに、
むちゃくちゃいいロケーションの所があるんです。
われわれは、リトル上高地って読んでるんですけど・・・。
上の滝から流れてくる川で、
真っ平らなところがあるんです。
ものすごくきれい場所なんですけど、
そこに何とかアクセスをよくする方法を
考えているんですけどねぇ。
自然とのバランスを崩さないように、
気持ちよさを感じられる場所を増やしていきたいですね。

□うえやま
ここは、焚火小僧さんが中心となって整備されてきて、
もちろんオーナーもすごいですけど、
仲間の人たちもよく10年間もいっしょにやってくれますね。

□焚火小僧さん
仲間がいつも手伝ってくれてますけど、
絶対ムリはいわないようにしているんです。
あれしてくれ、これしてくれ、とは言わないです。
私が、動いてたら、みんな動いてくれるし。

□うえやま
オーナーが一番楽しんでいて、
率先してやってるからこそ、
みんなが手伝ってくれるんでしょうね。

□焚火小僧さん
そうそう、一番私が楽しんでいます。
でも見てたら、
回りもイヤイヤやってるわけでもないんですよ、これが。(笑)

□Aさん
嫌ややったら、来ないですしね。(笑)

□焚火小僧さん
まぁ、ここは一生かかると思いますよ。
ウチの坊主は、受け継がないと思いますけど(笑)
体の動くうちは、やりますよ。