第2回 その9

 

「自分がどこにいると気分がいいか、
どこにいると、周りにとけ込んだ感じがするか、
それを見つけることからはじめたらいい」
ローリングサンダーの本に
そんなことが書いてあったんです。


前回の話の流れを少し・・・

盛田さんが何をしたいかわからず
東京でメーカーの営業をしていたころ、
お得意先の部長さんから「ローリングサンダー」という
インディアンの本を貸りることになった。
それを読んだ盛田さんは、鳥肌がたち、
自分のなかでモヤモヤしていたことが
するすると解けていった。というのが
前回の話。

それを受けて、今回・・・

□うえやま
自分のなかで、モヤモヤしていたものが
解けていったというあたり、
もう少し詳しく説明していただけますか?

□盛田さん
あの、今まで自分の抱えていた訳の分からない感覚とか
何かモヤモヤとした価値観に
共感できたり、それを説明してくれる人が
周りにいなかったんです。
自分で上手く説明できなかったから
なんですけど。

でも、ローリングサンダーは
本の中で説明してくれたんです。
もうね
「そうだったのか!」の連続で
自分自身の内側のエネルギーが
どんどん高まっていくのが わかるくらい、
テンションがあがりましたね。

□うえやま
その本には、どんなことが書いてあったのですか?

□盛田さん
大まかにいうと、3つくらいだったかな。
まず、人が作り出したモノには、
すべて、霊やスピリットが宿るということ。
そして、すべての生きとし、生けるものは、
生まれ変わるという輪廻転生。
あと、自分の発するチカラは、
良くも悪くも、いずれ自分自身に戻ってくる。
そんなことが、書いてあったと思います。

□うえやま
盛田さんの、もやもやを具体化したのが、
そういうことだったわけですね。
そのローリングサンダーという人は、
インディアンのなかで、
どういう立場の人だったんですか?

□盛田さん
メディスンマンと呼ばれてるんですね。
ぴったりはまる英訳は難しいらしいですが、
目に見えないチカラを操れる人、という意味らしいです。

それで、
ぼく、ローリングサンダーに会いたいと思ったんです。
会って話がしたい、と。

・・・でも、彼らインディアンは、
すごく直感を大切にするらしいんですよ。
だから、会うか会わないかは、
そのときの直感で判断する。
彼のそのときの心理状態もあるし、
ぼくが、会うに値する人物かどうかもあるし、
それで、彼が会おうと思えば会えるんですけど・・・。

□うえやま
それで盛田さんは、ローリングサンダーに
会いにいったんですか?

□盛田さん
いや、そのときは行けなかったですね。
そのときの僕の状態では、
絶対に会ってもらえないと思ったんです。
自分のなかで、歯車が合ってない状態が
ずっと続いてたので・・・。

で、ローリングサンダーに会ってもらうには
ぼく自身のなかで、何かしっかりとしたものを
持たないといけない、そう思ったんです。

そのとき、ローリングサンダーが本の中で
あるヒントをくれたんです。
「自分がどこにいると気分がいいか、
そして、どこにいると、
周りの自然や人間にとけ込んだ感じがするか、
それを見つけることからはじめたらいい」
そんなことが書いてあったんです。

□うえやま
それ、なんかいい話ですね。
気持ちのいい場所には、
自分と自然や何かがコミュニケーションできる
場所ってことなんでしょうかね。

□盛田さん
それで、ぼくも書いてあったとおり、
順を追って考えてみたんです。

ぼくは、都会のなかにいるより、
田舎にいるほうがいい。
田舎のなかでも、故郷青森にある、
とある神社が気持ちいいなと思ったんです。

そこは、ときどきぼーっとしたり、
昼寝したりしてたんですが。
大きないちょうの木がある神社なんですけどね。
そこにいると、頭がスカッとするし、
何よりも落ち着くんです。

もしかすると、ローリングサンダのいう
聖なる土地というのは、
日本の場合、しめ縄をしてある巨岩や巨木のある
場所なんじゃないかって。
それって神社ですよね。

そこで、ぼくが、この日本に生まれてきたことに、
何かの理由があったするなら、
この日本という土地の
特別な場所に関係のあることで、
自分自身を高めていけば、
彼は会ってくれるんじゃないか、
そう思ったんです。
まだまだ、曖昧でしたけど(笑)