第2回 その8

 

今の仕事をするまでは、
何がやりたいのかわからないまま、
東京で営業やってました。

□うえやま
ここからは、盛田さんがどうして
樹医を目指して現在修行しているのか、
その経緯を教えていただきたいんですが。

□盛田さん
あー、ぼくのことですか。
ちょっと気が楽になりました。(笑)
治療の話をするときは、
誤解されないように、言葉を選んじゃいますからね。

□うえやま
盛田さんの実家は、青森でしたよね

□盛田さん
ええ、そうです。

□うえやま
青森から東京に出て
最初はどんな仕事をされていたんですか?

□盛田さん
最初は、アクセサリーの大手メーカーの
営業をやってました。
毎日、満員電車に揺られてね。
でも、ぼくはネクタイをしめて
一生暮らしていくんじゃない。
それだけは、わかっていたんです。
ただ、何がしたいか、わからなくて。

□うえやま
なんでその会社に入ったんですか?

□盛田さん
高校のとき、公務員の試験を受けて
受かっていたんですよ。
でも、決まったレールの上を進んで行くのに、
違和感があったのと、
最終的には、何かのカタチで
独立したいと思っていたので。

そんな気持ちでギリギリまで
悩んで・・・。
最終的に独立するならやっぱり営業は
覚えておかないといけない、と
思ったんです。
大変だっていうイメージがあるじゃないですか、
営業って。

□うえやま
そうですね。

□盛田さん
だから、公務員にならずに
東京に行きました。

□うえやま
東京のアクセサリーメーカーで
働き始めてどうでしたか?

□盛田さん
ルートセールスが多かったんですが
30〜50件のお客さんをまかされてて。
上司の人たちにも恵まれて、
忙しく営業をやってたんですが、
その間も、自分が何をやりたいのかが
ずっとわからなかったんですね。

そのときに、良い出会いがあったんですよ。
かわいがってもらってたお得意先の部長さん(女性の方)と
いろい話をしていて、僕がスピリチュアルなことに
興味があると話すと
「あなたそういうことに興味があるの。
それならこの本を読んでみなさい」と
ある本を薦めてくれたんですね。
その本は、インディアンの「ローリングサンダー」って
人の本だったんですけど。
知ってます?

□うえやま
すいません。知らないです。

□盛田さん
いえ、マイナーな本なんですから。(笑)
多分知らない人がほとんどだと思いますよ。

それで、さっそく家に帰って読んだんですが、
すごく鳥肌が立ってきたんです。
そのときに、
---これだ!
って思いましたね。
いままで、自分の中でモヤモヤしていたものが
するすると解けていったんです。

 

つづく

 

「ローリングサンダー」
ダグ・ボイド著
北山耕平+谷山大旗訳
平河出版社
\2,300