第1回 その6

 

少なくとも、バンドでは
必要とされている。
そう思うと、他のこともがんばれるんです。


大河内さんは向かって右端です

 

大河内さん
いまのバンドは、年に何回か、
コンサートをするんですが、
そのときは、スターです。
パーッと、スポットライト浴びてね・・・。

うえやま
それは、もう快感ですか?

大河内さん
そうです。
なかなか、そういう場ってないですから。
普段の生活で。

うえやまさんもカヌーをやってて、
もうちょっと、上手く漕げるようになりたいとか
あんな技を試したいとか、あるわけでしょ。
そんな、技術を覚えると、また次の技術を
マスターしたくなるじゃないですか。

そうやって、趣味のほうが楽しくなってくると
向上心が出てきます。
それは、仕事につながるんですよ。

うえやま
なんとなく、わかる気がします。

大河内さん
バンドにはいる前に、1年吹いてなかったときとか
仕事でストレスたまったとき、
頑張ろうと思っても、頑張られなかった。
でも、いまだったら、仕事が不調なときも
バンドをやってることで、支えられてるね。(笑)

・・・ちょっと大げさですけど、
人間の生きてる理由とか、存在意義とか、
自分が必要とされているのか、って考えるとき、
少なくともバンドでは、
ぼくは必要とされているわけなんですね。
ぼくがいなかったら、
ホームページも更新できないし・・・。(笑)
今ぼくが吹いてるパートも、
かわりの人がいないし。

──少なくとも、ぼくは最低バンドでは
必要とされているんだ!
そう思うとね、がんばれるんです。

うえやま
大河内さんでも、
そんな風に思うことがあるんですか?

大河内さん
ある、ある。(笑)

うえやま
今日は、やけに謙虚ですねぇ・・(笑)
少し変ですよ。

大河内さん
ワハハハハー(爆笑)

うえやま
話を戻しますが、
それは、自分の居場所って、ことですか?
自分しかできない、そういう居場所が
生活のどこかにあると、
ほかのこともがんばれる、
そういうことなんでしょうか?

大河内さん
そう。
いま、居場所のない人多いですから。(笑)

うえやま
多いですね。
居場所を作るって、難しいですもんね。

大河内さん
難しいですね。
会社でも、家庭でも
居場所のないひとが多いですよ。

うえやま
バンドの練習は
どんなに忙しくても行ってますか?

大河内さん
絶対いってますよ。
毎週、水曜日に練習してますけど、
水曜日なんて、週の真ん中の日なので
行きづらい。

でも、出席率はほぼ100%!
始まるのは7時からですけど、
その時間には、確実にいます。
練習日以外にも、練習するし、
楽器も新しいのを買いました。

うえやま
自分で仕事をしてると
毎回出席するのは、大変だと思うんですけど。

大河内さん
・・・あのー、上手いこと回るもんです。
回るというか、回してるんですけど。
そこは、やろうと思えばなんとかなる。

うえやま
そういう意味では、生活のなかのリズムの
ひとつになってるんですね。

大河内さん
そうですね。
水曜日が待ち遠しい・・・。

うえやま
自転車とカヌーは、なかなか冬に行くのは
大変なんですが、そういった意味では、
バンドは、1年を通じてできるからいいですね。

大河内さん
そうですね。
でも、何もしないよりは、随分マシですよ。
自分の気持ちがアップするから
続けた方が、絶対いい。

うえやま
仕事を続けていくうえで、
バンドはなくてはならない
ものになっているようですが?

大河内さん
絶対、無くてはならないですね。
・・・常々思っているのが「稼ぐ趣味と稼がへん趣味」。
稼ぐ趣味が仕事で、稼がへん趣味が音楽。
どっちも趣味なんです、ぼくにとっては。(笑)

うえやま
羨ましいなぁ。(笑)

 

つづく・・・