第1回 その3

 

ぼくは作家じゃないですから。
一人でコツコツやるより、人を集めて
いろんな仕事をしたほうが面白いんです。

 

うえやま
大河内さんは、自分でも実際に仕事もしながら
ブレーンをまとめて仕事をするプロデュース的な
こともされてますよね。
それって、どんな想いからだったんですか。

大河内さん
ずっと10数年やってるとわかってきますけど、
自分ひとりでやっていると、
せいぜい月に稼げる金額って
だいたい決まってくるんですね。
仮に、それが100万円だとしたら、
そこから上には、なかなかいかない。
多分、一人でやる限界が、
そのあたりかもしれないですね。

40才を越えて、連続で徹夜とかできないですよ。
若いときはできてもね。
気分も滅入ってくるし・・・。
集中力もなくなってくる。

うえやま
30代でもそう思うときありますよ。
20代では、寝なくてもぜんぜん大丈夫でしたもん。
でも、2日連続とか3日連続になると、
もう、かなり辛いですもんね。

大河内さん
だから、ぼくは若い人に来てもらってます。
毎月、給料を支払うというリスクはあるけど、
それでも、こうやって、
いま話をしてても仕事が
動いているほうがいいと思う。
気持ちに余裕があるじゃないですか。

うえやま
まだフリーになったばかりですけど、
ぼくが50代半ばになったとき、
まだバリバリ一人でやっている姿は
あまり想像できないんです。

体力的にも衰えてくるし、
何よりもやっぱり感性なんかのズレは
避けられないような気がするんです。
そのあたり、どう思われますか?

大河内さん
ぼくは、CGとか画像処理とかやってますけど、
ぼくより出来る人は、たくさんいます。
上みたらきりがないです。
下見ても、たくさんいますけどね。(笑)
それやったら、自分よりも出来る人を
廻りにたくさん集めたほうが、
仕事も面白くなるし、
いい仕事がたくさんできると思ったんです。

うえやま
そうですね。
仕事がダイナミックになりますね。

大河内さん
そうそう。
そう考えれば、何でもできるんです。

そのなかで、ぼくは、
仕事をとってくることを
しないといけないし、
いいプランを考えて
きちんと納得できる価格で
売ってくることも必要ですし・・・。

まぁ、これは理想ですけど。

ぼくは、伝統工芸師でも作家でもないので。
あくまでも一人で頑張るって人は、
そのスタンスで頑張ればいいと
思いますけど・・・。

でも、ぼくは、
こうやって自分でプロデュースして
ネットワークを生かしながら、
仕事をしていきたい、というのが、
理想ですからね。

 

つづく・・・