2004/12/11  #82

フェーン現象って説明できる?


すっかり寒くなっちゃって、もう2004年も終わりですか。
あっちゅうまでしたねえ。
さて、今回は天気予報のなかの気になる用語たち
について調べてみました。
アナウンサーの人が当たり前のように使っている用語ですが
よく意味がわからないものが結構あるなっと思って。

[夏の困ったさん「フェーン現象」]
まずは「フェーン現象」から。
これは山脈を越えて吹く風が
反対側の斜面を乾燥した高温の風となって
吹きおろす現象だそうです。
要は山をはさんだ風下側で
異常に高温・乾燥する現象ということですね。
フェーン現象がよく見られるのは、
日本では初夏(5月)ごろ〜秋にかけて、
湿った南風が北アルプスなんかの高い山に
ぶつかって北陸地方などでよく起こります。
フェーン現象のおかげで北陸では5月なのに真夏日なんて
日もあるらしいですし、大火事の原因にもなったりして
基本的にフェーン現象はやっかいもののようです。
なんと、調べていたら「フェーン病」という病気まであるのを発見。
フェーン現象により、イライラや欲求不満、憂鬱を訴え、
集中力が低下する病なんだそうで、
ヨーロッパでは薬も売られているとか。怖いですねえ。

それにしても…湿った風が高い山にぶつかって乾いた風に変わる
というのはまあ理解できます。
でもなんで温度まで上がってしまうのでしょう。
調べてみても、根っからの文系の僕には難しかったのですが、
気圧と水分の関係のようです。
山の斜面に沿って湿った空気が上昇するときに、
気圧の上昇とともに水蒸気があつまって
凝結熱というのを出して温度が上がります。
そして雨として水分が失われます。
こんどは山を下るときは、水分が失われてしまっているので、
気圧が下がっても蒸発熱で空気をさますことができない。
こういうわけで山を越える前と越えた後では、
その分、気温が上昇するとされている。
ということでした。うーん。そうなのか。

[日本のあちこちにあるアメダス]
お次は「アメダス」。
予報士さんたちがしょっちゅう口にしてますね。
これは日本全国あちこちに設置された無人観測所を中心にした
気象観測システムのこと。
観測所は全国で約1300箇所もあるそうですよ。
そこでは主に降水量、風向・風速、気温、日照時間、
積雪が多い所では、積雪の深さなどを自動的に観測しています。
そして各観測所からの情報がNTT回線で、
地域気象観測センターという所に集められ編集されて、
全国の気象台などへ配信されるそうです。
無人で観測して情報がどんどん集まってくるってなかなかすごい
システムですよねえ。
ちなみにアメダスという呼び名は、
正式には「地域気象観測システム」というそうで、
英名の「Automated Meteorological Data
Acquisition System」から、
それぞれの頭文字AMeDASをとって「アメダス」なんだとか。
アメダスの観測所ってどんなカタチをしてるんだろうと思って
色々ネットを探してみたんですが
これというものが見つからなかったです。
場所などを特定されてしまうといたずらされる恐れがあったりして
あまり公にはしたくないのかもしれませんね。

[とっても怖い地震の津波のこと]
今年は大きな地震が起こってしまった年でもありましたね。
気象用語ではないですが、疑問に思ったのが
地震の時の津波の高さについて。
和歌山の地震の時、テレビの警報で
「津波高さは1mが予想されます。注意しましょう」
というような放送がされていましたが、
普通に海を眺めていたら1mくらいの波なら
たくさんみられそうなものです。
警報がでているのに1m?と意外に思ったんです。
そこで調べてみると、普段の波と津波とは
性質がまったく異なるものなのだそうで、
そこが地震津波の怖いところなのでした。
普通の波は短い波長の波ですが、
津波の場合は海水全体が押し上げられて、
数十分から長いときでは数時間に及ぶ
長い波長の波が発生します。
いわば、津波は「波」というよりも
「海面の上昇」ととらえたほうがいいぐらいのものだったのです。
さらに、津波の高さは海岸付近の地形で大きく変化するもので、
津波が陸地を駆け上がったり、
V字谷のような特殊な地形の場所では局地的に高くなることが
あったりと特に注意が必要なのだそうです。
地震津波は1mでも相当に危険な存在なのが
わかりしました。

ということで、久しぶりのお茶ウケでした。
今年はあまりこのコラムも書けなかったですが、
読んでくださったみなさんありがとうございました!
また来年もよろしくお願いします。

ではでは。
(04.12月 NRBQの「christmas wish」♪を聴きながら)

参考ホームページ:
http://www.nhk.or.jp/kofu/kisyou_21.html
NHK甲府放送局さんのページにちっちゃいですが
アメダス観測所の写真が載っていました。

http://www.nhk.or.jp/kofu/kisyou_12.html

同じくNHK甲府放送局さんのページ。
今回は取り上げていませんが「エルニーニョ現象」について
わかりやすく解説してくれています。