2004/7/18  #81

放置自転車はどこにいくのか


僕の自転車はぼろぼろで、つい最近まで錆がひどくてこぐたびに
「ギーギー、ガーガー」ときしんでいました。
ところがついにチェーンがはずれてしまったので
直すついでに油をつけてもらったら、
驚くほどこぎやすくなりました!あの嫌な音もまったくしません。
軽いしちょっと力をいれただけでどこまでも進んでいきそうで、
自転車に乗るのがとたんに気持ちよくなりました。
油ってこんなにいいものかーと思いましたね。
そんなことに気づかないほど
悪い状況に慣れすぎてしまっていたんですね。
蛇足的教訓ですが、
心にもが定期的に油をささなくては…なんてことを思いました。

[年間の撤去自転車の数は229万7千台!]
さて、みなさんの使っている自転車は
生まれてから何台目の自転車ですか?
僕は… 幼稚園のころの補助輪がついた自転車、
小学生の時の黒い自転車、中学の時にさんざんねだって
買ってもらった灰色のやつ、
高校の時の黒いの、大学の時の買って1ヶ月で盗まれたやつ…
ざっと7台ほどでしょうか。
そう考えると僕たちは一生の間に結構たくさんの自転車を
使うことになるのかもしれないです。
これが僕だけじゃなくて日本人全体で考えると
またすごい計算になりそうですね。
そして放置自転車も…。
平成7年の総務庁の調査によれば、
駅周辺の放置自転車の数は全国で約70万台。
それから放置後撤去された自転車台数は年間でなんと
2,297,000台。約229万7千台ですよ!気の遠くなる数ですね。
平成12年は約259万台だそうで、年々増え続けているようです。
しかもそのうち持ち主がひきとる場合は約60%。
残りの40%はいったいどうなってしまうのかが気になるところです。

[引き取り手のない撤去自転車の運命は?]
残りの40%の行方ですが、
これらの自転車には大きく2つの運命があるようでして、
一番多いのが資源回収業者や清掃業者へ引き渡される場合。
約75%がこの道をたどるそうで、
引き取られた先で、破砕・分離回収されて鉄分とダストに分けられます。
この鉄分は橋やビルの骨材として利用されていますが、
ゴムや複合プラスチックなどは、シュレッダーダストとして埋め立て
処分されてしまいます。もったいない…
そして残りのもうひとつの道として、
状態のいいものは再生自転車として誰かの手に渡ることになります。
それらが引き取り手のない放置自転車約89万1千台のなかの27万台ほど。
なかなか運のいい自転車達といえそうですね。
再生自転車をどう活用するかというのは、
地方自治体によって違いがあるようですけど、
だいたい地域の自転車商業協同組合が買い取って
加盟している自転車屋さんがリペアして
中古自転車として売り出すパターンが多いようです。
それから、再使用される自転車のなかには海外に供与されるものもあって、
交通手段の少ないアジア・アフリカ・中南米などに送られているそうです。
海外にいく自転車は、環境gooさんのホームページによると
年間1万3千台だそうなんでまだそんなに多くないですね。
もっとたくさん送ることができたらお米なんかとならぶ
国際貢献手段として役立つんじゃないでしょうか。

こういうことを調べると、ちょっと気が重くなってきます。
なにしろ出てくる数のケタがすごいですもん。
ちなみに、放置自転車も含めて廃棄される自転車の数は
年間586万台(平成8年)だそうです。
自転車もそうですけど、携帯電話なんかも
きっと膨大な数の廃棄品がでているでしょうし。
考えるとぞっとします。
僕も今の自転車、なるべく長く乗ろうと思ってます。
ではでは。

参考ホームページ:
環境gooさんのページ
http://www.eco.goo.ne.jp/town/
放置自転車のこと以外にも環境問題に関する
いろんなことがここに載ってます。
おすすめです。