2004/1/24  #77

厄年について知りたい!


男は育ち盛りの二人の子供と口数は少ないが気だてのいい妻と
公団住宅に暮らす41歳。
女は化粧品メーカーで企画に携わる32歳。
9つも歳の離れたまるで共通点のない二人が
こうして週に一度女の部屋で会うようになったのは、
異業種の交流を兼ねた飲み会で
女が誤って男のズボンにワインをこぼした
10ヶ月前からだった。
男はその時女が最初に発した「わたし、ついてないのよ」
という寂しい言葉のニュアンスを
つい昨日の出来事のように思い出せる。
そして夢中になった。
はじめのころはお互い非日常的なスリルと
あとくされのないこの関係が気に入っていた。
しかし、年が明けた頃から二人の間にかげりがみえはじめる。
男は、妻に口紅つきのワイシャツを発見された。つまらぬ失敗である。
女は、東北の地方都市に転勤を言い渡された。
やんわりとしたリストラ勧告である。
そして別れ話も佳境をすぎ、話すこともなくなった日曜の夕暮れ時、
二人はふとあることに気が付く。

二人とも厄年だったのだ!!

な〜んて。ラムネ庵です!
いやね。電車に載っていたら神社の厄払いの広告が目に止まって
厄年は数え年で男性は25歳、42歳、61歳。
女性は19歳、33歳、37歳で
特に42歳の男性と33歳の女性は大厄なんで気をつけなくては
いけませんと書いてあったので、
もし大厄の男女がつきあってたらどうなるんだろうと
つまらない創造をふくらませていたわけです。

と、いうわけでして
今日は厄年について調べてみましたー。
まず厄年になる歳なのですが上で書いた通りです。
干支のように年ごとに変動するのではなくてずっとこの年齢です。
男も女も人生で三回くるんですね。
女の人は30代で2回も来ますねえ、大変だ。
それに調べたものによっては女性はもういっこ加わって
61歳も厄年としているところがありました。
どうやら地方によって61歳を厄年としているところと
そうでないところがあるようです。
それから厄年はすべて「数え年」での歳なので注意してください。
数え年がどういうものか自分でもあやしかったので
辞書で調べましたが、その人の生まれた年の12月までを1歳として、
年が改まるたびに1歳を加えて数える年齢のことです。

それで、厄年の起源なんですけど、
僕らの考えてる厄年って何かよくないことが起きる歳っていう
印象が強いですけど、
もともとは「役年」といって一定の年齢になるとお寺や神社の
「役」をしたことが起源であるようです。
そうではあるんですが、
役をする年は、寺や神社に通うためにイスラム教の断食週間みたいに
色々な制約(禁酒・禁欲など)を受けたようなんで
そのへんからおとなしくしていなければいけない年という
印象がでてきたのではないでしょうか。
平安時代にはすでにそのような意味での厄年があったようでして
「源氏物語で藤壷が37歳の歳に厄にあたり
心労するさまが述べられている」とのことです。
ただ今の年齢が厄年と定められてきたのは江戸時代頃から。
それまで地域やお寺・神社などによって
その「役年」の年齢がまちまちだったのが
江戸時代頃から、情報が集められることが可能になったことにより、
各地の「役年」を統計的にまとめ、おもだった共通の「役年」が
現在の「厄年」といわれるものになったということです。

そういうわけでして、厄年だからといって
運が悪くなったり、災難が起こるという
根拠はありません。
が、しかし!
そうはいっても今まで受け継がれてきた風習なので
意味はあるはずなのです。
神社などさまざまなホームページをみたなかで
書いてあったのは、
厄年といわれる年齢は
人生の中でも体力的・家庭環境・あるいは
社会的に転機を迎える節目の年
であるということでした。
若さにかげりがみえたり、結婚したり、
退職したり、子供ができたり…
そういう変化は人によってちょっとぶれたり
突然くるものではないから、
だから前厄とか後厄とかっていうのが存在する。
と考えると、「人生を振り返るべき年」とでも
思っといたらいいのかもしれません。
僕の一度目の厄年は、確かにいろいろありました。
しかし楽しいこともあったなあ。

ではでは。また次回。