2003/11/22  #72

こんにゃくは○○の砂はらい?!


こんにちはー。ラムネ庵です。

最近ふと思いだした変なこと。
そう、昔おばあちゃんから変な教えを受けたことを
思い出したんです。
ちょっと言いにくいんですが…
ごはんの時におかずにこんにゃくが入っていると
「こんにゃくは金玉の砂はらいになるから食べなさい」って
よく言われてたんです!
すいません、気分を悪くされないでください。
それでそのたんびに「どういうこと?」
っておばあちゃんに聞くのですが
いつも「イヒヒヒ」と妖怪のように笑うばかり
(いつもは清楚な人なのですがこのときだけは…)。
結局意味を知ることができずにここまできてしまいました。
それにしても金玉の砂ってなんなんだろう
そういえばあの謎はまだ解けてなかったなあ
ということを最近思いだして調べてみたわけです。

それによると
こんにゃくは昔から「おなかの砂おろしをする」と
言い伝えがあるそうです。
どんな意味かというと、
こんにゃくのような消化されにくい固体を食べることによって
腸が刺激され、胃腸の運動を活発に行うことにより、
腸内容物の下降が促進する効果があるとのこと。
だからお腹の中に砂があったとしても
取り除いてくれるよっていう意味みたいです。
なんでも大掃除のあとには体内の毒さらいのために
こんにゃくを食べるという習慣まであったそうですよ。

うーん。そうか。でもちょっと違うんだよなあ。
僕が教わったのはおなかじゃなくて金玉の砂なんですけどねえ。
以前この話を友達にしたところ、彼は四国の生まれなのですが
やはりおんなじことを言われてたんだそうです。
なのできっと広くこの教えは広まっていると
思うんですけど、いくら調べても
どこにも手がかりはありませんでした。
残念。
みなさんのなかでもし私もそんなこと
おじいちゃんおばあちゃんから
聞いたという人や、意味をしっているという
方がおられましたらぜひご一報ください!

それで僕なりに考えた説としましては、
これまた昔からの言い伝えで、「精こん」がつきたときには、
こんにゃく、大根、れんこん、コンブのように
「こん」っていう字がはいる食べ物を食べれば精がつく
というのがあるそうで、
もしかしたら先の砂はらいの話がこの話と結びついて
金玉がでてきたのでは…
いまさらおばあちゃんに聞くわけにもいかず。
とほうにくれるラムネ庵でありました。

まあ、この話題はここまでにして…
今日みなさんにぜひ覚えて帰っていただきたいのは
身近なこんにゃくは、
実はひじょ〜に手のこんだ食べ物であるということです。
砂はらいのこと調べてるついでに知って
感心してしまいましたよ。

まず原料のこんにゃく芋を育てるのが大変!
こんにゃくを作れる芋は最低3年間は育てないといけません。
じゃがいもとかと違って
それぐらいかけないと大きくならないんです。
しかも低温に弱く腐りやすい!
そのため寒さから守るため秋に一度収穫して
ひとつずつ新聞紙でくるみ、
最低温度が13°以下にならないように保存。
そんでまた春に植え直すっていうことをしなきゃいけません。
めんどくさー

つぎに加工が大変!
芋を洗って、細かく切って切り干しにし、
それをさらに不純物がはいらないように
注意してまず粉末にします。
そしてその粉末からこんにゃくを作ります。
50〜70度に温めた湯にこんにゃくの粉を
少しずつ加えながらよく混ぜ合わせ、
そこに石灰水を加え、全体が均一に混ざるように
手早くこねるように混ぜ合わせる。
この石灰水がこんにゃくに含まれる
こんにゃくマンナンという食物繊維と反応して
あの独特な歯触りに固めてくれると同時に
芋が含む強烈なアクも抜いてくれるそうです。
そして型にはめ込んで固めてから
水をなんども変えながら半日くらいアク抜きをします。

ね?すごい手間でしょ?
これだけ手のこんだ食べ物をお店で手頃な価格で売ってることが
すごく不思議に感じたのでした。
別にこんにゃくの回し者ではないですが、
こんにゃくのことをだいぶ見直しました。
ちなみにこんにゃくが食べられているのは、
日本だけなのだそうですよ。

ではでは、また来週。

参考ホームページ:
日本こんにゃく協会さんのページ
http://www.konnyaku.or.jp/
こんにゃくに関するあらゆることが載っていてとても勉強になりました。それとトップページに「ようこそ!こんにゃくワールドへ!!」って書いてあってこんにゃくキャラクターまで…。笑ってしまいました。必見です!

蛇足:こんにゃくにはいっている黒いつぶつぶはなに?
今の製法で作るとこんにゃくはそのままだと白くなります。でも昔は芋をすり下ろして作る製法だったので皮などがすりこまれてこんにゃくは黒っぽい色でした。それで、黒い色のほうが好まれる傾向があるので、今のこんにゃくには生芋から作るこんにゃくに似せるように、アラメやヒジキなどの海藻の粉末でわざわざ色をつけてるそうです。なので黒いつぶつぶは海藻だったんです!