2003/8/9  #58

蚊柱の正体に迫る


こんにちはー。ラムネ庵です。

オムライスの最後の一口ってほんっと食べにくいですね。
スプーンで食べる時は
残りのオムライス部分がおもりというか支えになって
安定してすくえるのですが、
最後の一口分はその支えがないので
スプーンですくえどすくえど逃げていくのです!
これにはいつもいらいらして思わず手が出そうになります。
みなさんいったいどうやって食べてるんでしょう。
なんかいい食べ方があったらぜひ教えて下さい。
もしかしたら、みんなもそうで
オムライス屋さんでは最後の一口分くらいの
食べ残しが多いのでは?!
と思ったりしたのですが、
いつかぜひオムライス屋さんに聞いてみたいです。

さて、
夏の夕暮れ時に外にいると、
どこから集まってきたのかよく頭の上に
大量のちっちゃな羽虫が集団でまってます。
そういうのを「蚊柱」と呼ぶのだそうですが、
やつらほどうっとうしい奴はそうなかなかいない
ですよね!
走って逃げてもついてくるし。
まったく感心するほどのうっとうしさです。
そういう時は近くの人のそばによって
しばらくしてから走って逃げると
蚊柱がその人にうつって逃げきれるのですが、
まあ、それはおいといて。
あの虫はいったい何者なのか、
そしてなんで蚊柱なんぞを作るのかを
調べてみました。

調べによると、やつの名は「ユスリカ」。
ハエ目の昆虫の一グループです。
文字通り蚊に似ていますが、蚊とは違うので
血を吸うことはありません。
結局夜に自販機とかコンビニでよく見かける
ちっちゃな虫とおんなじやつでした。
幼虫はどぶ川や下水道なんかをみると
赤色のうねうねしてるやつがいますね。あれです。
アカムシって呼ばれて釣りのえさなんかで使うそうです。
幼虫の水中で呼吸するために身体を動かす様が「揺すり揺すり」
しているのでユスリカって名前になったんだって。

それではなんでそのユスリカが蚊柱をつくるか
ということですが、
実は蚊柱は雄の集団で、
そうやってかたまって羽音を発することで
羽音から出る特定の音波に反応した雌を
誘い込んで交尾するためのものだったのです!
う、う〜ん、僕の頭の上ではそんなことが
行われていたのか…。
だから雄にとって蚊柱は、自分の子孫が残せるか
どうかのとっても重要なものだったんですね。
一説には雄が100に対して雌の割合は1らしいですから
雄は大変だ。

しかしなぜ蚊柱を人の頭の上につくるのか
というのは残念ながらはっきりわからなかったです。
あるところでは人間が呼吸する二酸化炭素に反応
していると書いてありました。
蚊も二酸化炭素で人を探しますしね
(#10 あなたは蚊に刺されやすいか?!参照)。
またあるところでは頭がユスリカの集合場所として
目印にされているということも書いてあったし、
結局これについては
まだはっきりしたことがわかっていないんじゃ
ないでしょうか。

ところでこの蚊柱、僕にはちょっと理解できないのですが
古来から蚊柱は「慶雲」と呼ばれ、
たいへんめでたいことの前兆とされてきたそうです。
虫の雑学というページによると

〜日本では大宝3年(703)5月、
奈良は藤原京の上に巨大な蚊柱があらわれた。
これはめでたいということで年号を「慶雲」と改めた。
また天平神護3年(767)、参河国(愛知県)に現れた時にも
「神護景雲」と年号を改めている。
中国でも同じ8世紀の初め、唐で巨大な蚊柱が立ち、
やはり年号を「景雲」と改めている。
中国では古代から「慶雲」を国家安泰の瑞兆として、
大中小下四瑞五十四名物のうち、
最高のめでたいものに位置付けている。
その伝承が古く日本にも渡来したのであろう。〜
とのことです。
うーむ。めでたいですかねえ。わからんなあ。
そんな巨大蚊柱に巻き込まれた時のことを
想像したらむちゃくちゃ怖いです。

ということで蚊柱についてでした。
蚊柱にまつわる意外な歴史まで知ってしまいましたね。
僕の子供の頃、まだ蚊柱という名前を知らなかったので
なぜか「しまだむし」と呼んでました。
いまから考えるとおかしな名前です。
みなさんはどんな名前でやつらのことを
呼んでたでしょうか。

ではでは、また来週ー。

参考ホームページ:
ユスリカのことがよくわかります。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/ecology/pages/Chironomidae.htm#yusurika

竜巻き並の巨大蚊柱を発見しました。
うー、鳥肌たちそ〜。
http://www.nhk.or.jp/daishizen/ura/kamo.html

虫の雑学
http://www.afftis.or.jp/konchu/mushi/mushi04.htm