2003/6/8  #50

ハクビシンとの思い出


こんにちはー。ラムネ庵です。

高校生の時のことです。

ひどく疲れていた時期でした。
ある夜家に帰ってくると、
門の前になんと洗い熊の親子が
ぼくをみつめて立っているではないですか!
「洗い熊がなんでこんなところに?!」
親愛の気持ちを表しながら近づいていく僕。
しかし、なんのためないもなく
そっけなく夜の闇のなかに消えていったのでした。

あわてて家に駆け込んでおばあちゃんに
「今洗い熊がいたよ!!」と言うと、
「あぁそりゃあ、ハクビシンだよ。」

それが僕とハクビシンとの最初の出会いでした。
おばあちゃんに聞くところによると、
近所の古いお墓に住み着いているとのこと。
甘いもの好きらしく、隣の家の水蜜桃を食べてしまうそうです。
それまで聞いたこともなく見たこともなく
洗い熊(僕的には)に似ている得たいの知れないこの動物を、
名前の雰囲気から妖怪みたいに思えて、
それから僕のなかではちょっと特別な存在になったのでした。
だからSARSの原因らしいということで取り上げられた時はびっくり。
なんだか昔の友達が悪さをしたような気分になりました。

これを機に、ハクビシンについて調べてみました。
ハクビシンは、夜行性の動物で、「白鼻心」と書き、
顔の真ん中に白い線があるのが特長です。
中国南東部、台湾、東南アジアなどに住んでいて
日本でも僕の実家の周辺のように
各地に野生で生息しているようです。
ハクビシンはどこからきたのか。
日本在来種なのか外来種なのか、
はっきりした説はないみたいですが、
一説によると明治時代くらいに愛玩用として輸入されたものが
野生化したのではということでした。
僕の目撃した感じからいうと、
どうやら家族で行動することが多いみたいですね。
夜中にテレビを見ていてふと外を見ると
親子で僕のことを見ていましたから。
それと甘いものが大好き。
隣の家の水蜜桃もそうですが、
梨、ぶどう、柿、すいかなどなど、
日本では一時期保護動物に指定されてたそうなんですが、
今では数が増えてくだもの畑をあらしたりするので、
一変してやっかいもの扱いみたいです。
なんとハクビシンをペットとして飼っている人もいるんですね。
でも野生動物だけにいろいろと大変みたい。

てなわけで、
SARSのおかげですっかり有名になってしまった
ハクビシン。
正体もだんだん明らかになってきて正直ちょっとさびしいです。
いつまでも妖怪みたいな存在でいてほしかったなあ。
一種の僕のロマンだったのですが…。
愛想ないけどどこか憎めない感じだし、
なんだか他人じゃないような気がするのでした。

ではでは、また来週。

参考ホームページ:
これがハクビシンです。
http://www.city.yokohama.jp/me/green/noge/tenji/hakubishin.html
ハクビシンを飼ってる方のページです。噛まれて怪我したりほんと大変そう…
http://www5a.biglobe.ne.jp/~igu/haku/