2003/2/28  #40

140万個の掲示板

こんにちは、ラムネ庵です。

先日、駅である作家氏を見かけました。
その作家氏は僕が高校の時に使ってた国語総覧
にも載ってるほど文壇のなかでは有名な方です。

おもしろかったのは、その作家氏の雰囲気で、
いかにも「わたしは作家です」というオーラをまわりに
醸し出してたとこです。
白髪頭をきれいにオールバックにして
こぎれいなコーデュロイのズボンに
芸術家が着るような襟無しのコートを着て
そこから独特な模様のシャツが見えている。
マフラーはきれいに前で結んでいる。
で、その上に何かとんでもなく重大な事を考えているような
沈痛な面もちがたばこをくわえてのっかっている。

むーん、完璧。

思わず今何をそんなに考えているのですか?
と話しかけたくなるのをこらえながら見送ったのですが、
また、その沈痛な顔が電車とともにつーと遠のいていくのが
おかしくってね。(ちょっと想像してみてください。)
いや、いいものをみました。

別に僕はばかにしているわけじゃなくて、
むしろあぁいい!と思いました。
今はなんとなく「らしい」ことが恥ずかしいというか
「らしくない」のを装って
あら、実は作家でしたの?なんて人を驚かすのが
かっこいいという風潮があるように思いますが、
そんな、いかにも作家です。というあの作家氏の姿が、
自然で無理のないものに思えて、
心のやすらぎを覚えたのでした。

僕もこれからは「らしく」行こう!と、
意味不明な決意を胸にした昼下がりでした。

さて、今回の疑問です。
日本ではいったいどれだけの掲示板があって、
どれだけの人たちが意見をやりとりしているんでしょうか。

僕も毎日最低4つは必ずチェックしてます。
それも一日に何度も。
なんか見ないと落ち着かないですよね。
暇になるとすかさず掲示板をのぞきます。
その割に全然書き込みがない掲示板もあったりして
さみしかったり。

掲示板って、趣味とか、友達とか、なにかのファンとか
いわばいろいろな形でつながっているコミュニティーですよね。
ちょっと調べただけでも、やっぱりいろんな
おもしろいコミュニティーがありました。
「道路標識・道路標示何でも掲示板」
「思い出を語りたいときの掲示板」
「模造刀販売者の掲示板」
「日本爬虫類研究会掲示板」
などなど…。
思い出を語りたいときの掲示板を見て
全然知らない人の悲しいコイバナにしばし心うばわれていました。
そんなコミュニティーが今日本にいくつくらいあるのか
興味深いところです。

そこで、日本最大の無料インターネット掲示板である
ティーカップコミュニケーションさんにメールで
質問してみたところ、なんと社長さん自ら
お答えをいただきました。
社長さん、ほんとありがとうございます。

それによると、
今現在ティーカップさんだけでも
約140万の掲示板があって、毎日約1000万回の
アクセスがあるということです。

す、すごい!
ティーカップさん以外にも無料掲示板や
有料の掲示板もたくさんあるし
この数字は氷山の一角とまでは言わないまでも
まだ一部の数になるんでしょうね。

パソコンが普及するようになってから、
いろいろなコミュニケーションツールが
用意されて、僕たちは無意識のうちに使い分けてますよね。
メール、チャット、ホームページ、そして掲示板。
伝えたい内容によって選んでるのもありますけど、
自分の得意な表現を選んでコミュニケーションできる
ようになったっていうこともできるかもしれません。
話し下手で、ものごとをよく考えたい人はメールを使うとか、
ちゃんと伝えたいことが誰でも平等に
伝えられるようになってきている
おもしろい時代だなと思います。

掲示板もそうした表現の自由さを求めて進化し続けているみたい。
自分が好きなように背景やアイコンが設定できたり、
登録した掲示板が更新されたらデスクトップに知らせてくれる
っていうサービスまであるそう。

こうしている今もいろんなコミュニティーが
ネット上でできあがったり、動いていて
さまざまな会話がされて人と人とがつながっているはず。
どんな種類の掲示板でどんな会話がされているんでしょうね。
そんなふうに考えているとじっとしている
僕は少し取り残されたような気分になるのでした。

インターネットのどこか深い深いところまでいって
探していた何かに出会いたいと思いますが、
気が遠くなりそうなので、
今日のところはこのへんにしておきます。
ではでは、また来週。

参考ホームページ:無料掲示板のティーカップさんのページ
http://www.teacup.com/
「掲示板タウン」というコンテンツをみると
いろんな掲示板が載ってます。