2002/9/27  #30


こんにちはー。ラムネ庵です。
先日、南の島に行ったときのこと。
ぼくは島の中心からもだいぶ離れた、ひっそり閑とした海岸で
のんびり海を眺めていました。
ひとしきり海をみていて、陽も傾きはじめたので、
そろそろ帰ろうかという時です。
「あっ。お財布がない。」

お財布の中にはお金はもちろん、帰りの船のチケットも
クレジットカードも免許証も
バージンメガストアーのポイントカードも
それこそなにもかも入っていたので、
ぼくは南の島の果てで一瞬にして一文無しになって
しまったのでした。
日本に帰ることもできず、島の中心まで帰るバス代さえない。

でも、それは南の島でののこと、
どうも現実味がありません。
ぼんやりとただ
「あ〜、まいったな〜。どうしようかな〜。」と。
ぼくはこんな状況になっても妙に落ち着いている自分に
ただただ感心してしまうのでした。

結局、親切な人が見つけて届けてくれたのですが、
あのままもし、ほんとにお財布が見つからなかったら
どうなってたろうと今でも時々ぼんやり思い出しては
考えます。
みなさんだったらどうします?
お財布落としても大丈夫なような、
なにか工夫が必要なのかもしれません。

えー…、いつものように前振りが長くて、
やっぱり今日のお題ともまったく関係ないわけです。

よく家電製品のカタログなんかを見ると、
後ろのほうのスペックに「10万時間までは問題なく使えます」
みたいなことが書いてますよね。
あれってほんとにやってるんでしょうか?!
ってでも、10万時間なんて実際に実験してたら
せっかくの新製品も出し遅れてしまいますよね。
これは不思議だ。
ということで、実際のところを知るべく、
某メーカーにお勤めのある技術者の方にお話を聞いてみました。

それによると、そうしたランニング実験については、
いろいろな場合があるそうです。
実際にほんとにやってる場合もあるし、
実際の状況よりも過酷な設定で壊れるまでの時間をはかって、
これくらいの状況でこんだけ大丈夫なんだったら
普通の状況ではこれくらいの時間までもつだろう
と、推測して時間をだしている場合もある。
(そういう実験のことを「加速実験」というのだそうです。)
また、ある程度の時間まで測定しておいて、時間による
品質の低下をグラフでつけると、その低下の傾斜の角度によって
どの程度の時間がたったら故障のレベルに達するかを予測する
という方法もあるんだそうです。
どうやら一番この方法で計算することが多いみたいです。

この技術者さん、テレビの液晶ディスプレイを
作っている人なんですが、
このまえちょうどこのランニング実験をしたそうです。
ディスプレイの場合は、どうい風に時間を測るかというと、
画面にすごく明るい色を表示し続けて
その明るさの変化を観察し、一定の明るさまで落ちてしまったら
故障と判断して、そこまで。という感じで測っているそうです。
とはいえ、常に画面を見続けてたら
なんにもできなくなってしまうので、
1時間、2時間、5時間、10時間、20時間、40時間…
と最初は頻繁に、だんだん間隔をあけながら
測定していくそうです。
そうやって最後は2000時間まで調べて、
今回の場合は、グラフの傾斜から
300万時間可能だ!と判断したそうです。

こういう実験ってだいたい
最初のほうが明るさが結構落ちたりして不安定なのが、
だんだん落ち着いてきて傾斜が緩やかになっていくのだとか。
だからできたてのテレビって色が変化しやすいのかも。
それにしても300万時間ってすごいですよねー。
えっ?まてよ。
それって日数換算すると…
342年大丈夫ってことになります。。。
そんなことないよなー。聞き間違えたかなぁ。
30万時間だったかも知れない。
また確認しときます。

ところで、メーカーさんって、ランニング実験だけじゃなくて、
ほかにもいろいろな実験をして
製品の品質を確認してるそうです。
例えば振動実験とか、あと電磁波測定実験なんているのも
やってるんだそうですよ。
この「電磁波」ってよくわからんけど怖いイメージがあって、
いったいなんなんですか?と聞いたら
これは電化製品のなかで電気信号がやりとりされるときに
発生する「波動」のことだそうです。
だからどんな電化製品からも電磁波がでているわけですね。
一応基準があって、これ以上電磁波がでている製品は
売れないということになってるそうですが、
ほんとに体に有害かどうかはまだはっきりわかってないみたい。
ただ、なにやら技術者さんたちの間では
まことしやかなうわさがあるそうで、
電磁波をたくさんあびてるせいで
女の子が産まれる可能性が高いのだとか…。
ほんとかなぁ。
ちなみにその方は「男の子もほしい。」とのことです。

しかし、製品って作ってしまえばあとは売るだけってわけには
いかないんですねー。
ちょっと製品開発の舞台裏の苦労がのぞけたように思いました。

ではでは。また来週。