2005/1/16  #26

街道をゆく〜三十路街道編〜

皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年同様、全世界120万人のドボク族ファンに年末のご挨拶もできず、大変失礼致しました。
今年もみな様の熱い期待にこたえられるかどうかわかりませんが、ボチボチやっていきたいと思います。
どうぞ、本年もドボク族をよろしくお願い致します。

さて、新年早々ノロウィルスに感染してしまい、数日ダウンしていた。皆さん、気をつけてください。なにしろ、悪寒から始まる体中の間接の痛み、腰のだるさ、吐き気と下痢の同時挿入攻撃にドボク族あやうし!と悲鳴をあげてしまうほど今回の感染症は一時ではあるが、ヒドイものであった。やれやれだ。

まぁ、去年はほとんど休みなしで働いていたせいか、その疲れも溜まって抵抗力も落ちていたのかもしれない。考えてみればワタクシも30代。三十路街道をテクテクと歩き始めて、はや数年が過ぎているのである。疲労回復の早さは以前ほどではなくなってきているし、物忘れも多くなってきた。酒を飲んだ次の日の小便は、かなりオヤジ臭が強くなってきているし、自分の吐く息も少し気になり始めている。人前で屁をこくのは以前からのことなのでなんとも思わないが、靴を脱いで座敷に上がるのは気後れする。このペースでいくと、入れ歯をする日も、そう遠くないかもしれない。

そして、それらのそういった事すべてが、だんだん無頓着になり開き直ることがまた多くなってきた。うーむ、確実にオヤジになっているようだ。

しかし、オヤジになっていいこともある。ワタクシは実際の歳より若く見られるほうなので、どこへ行ってもまずナメられることが多い。海外へ行って日本の学生にタメ口を聞かれるのをはじめ、仕事に関しては最たるもので「兄ちゃんみたいな若いモンに、ほんまにできるんかいナ」と、どれほど言われてきただろう。だが、少しずつほんとに少しずつではあるが歳相応に反応してくれることが増えてきた。ありがたい話である。いろんな事がだんだん見え始めて、ポイントさえ抑えておけば、適当に手を抜いたり、省略したりして、全体のバランスを重視する力の配分をするようになってきたように思う。

三十路街道。この道は、あっちへ行ったりこっちへ行ったりする二十代の道と違って、振幅はかなり落ち着いてきている。自分の好きな場所、嫌いな場所。好きな人、嫌いな人。好きなもの、嫌いなもの。居心地のいい環境、悪い環境。以前とは違いだいぶはっきりとわかるようになってきた。それがわかることによって、無駄な動きをすることがなくなってきた様にも思う。もちろん好き嫌いだけでうまく収まることは少ないのだけれど・・・。コラムには、ドキドキワクワクする道がいいだなどと言ってはいるが、仕事に追われてゆとりのない状態では、なかなか正直しんどい。日常生活では、家に帰ってメシを食って酒を飲む楽しみしか考えられず、「もっとボチボチ行こうよ」と、いつも体が訴えている。この三十路街道を歩き始めて、「生活をしながら夢を追っていくということ」は、ワタクシに様々な問いを投げかけてくる。ワタクシは何かを学ばなくてはならない。

このくねくねと曲がっている街道には、これからどんな山や渓谷、あるいは宿場町が現れるのかわからないし、またどんな人たちとの出会いが待っているのかもわからないが、自分の歩くペースをつかみつつあるワタクシに、あまり不安は感じられない。今年もテクテクと、魅力的な三十路街道を歩いていくことにする。

どうか、今年が皆様にとって幸多き年でありますように
世界が愛で充たされ、傷が癒されていきますように
心から祈り申し上げます。