2002/10/24  #10


長い間ご愛読ありがとうございました

「おいおい、もう終わるんかい!」
「このまえ始まったばっかり、言うーてたやん!」

おそらくこの画面の向こうには、
そんな罵詈雑言が飛び交っているに違いない。
しかし、英国秘密情報局の監視の目をかいくぐって
諜報活動をするには、いったん聞き耳コラムをお休みして、
ワタクシの身元や居場所にアシがつかないようにしなければいけない。マシラ工作員名も先ほど決まったばかりだ。
これよりワタクシのコードネームは「マスター」とすることにあいなった。理由はいずれわかるであろう。

主な諜報活動の項目は
・「ロープワークを駆使しての治療、剪定作業の実態」
英国では枝や樹の上に乗ったりせず、常にロープで吊られている状態で作業をする。この方法だと、自分が常に落ちて安定している状態なので転落事故がほぼないという。しかもその方法で枝の先端までいけるらしい。現地に行ってみてこれは使えるということになれば、今まで組んでいた足場の設置が必要でなくなることが考えられる。これは治療費の大幅なコストダウンにつながるのだ。秘術を復活させるためには是が非でもこのノウハウが必要である。
「ぬおぉぉーオレの日当上げてくれぃ!」
しかし、樹木の突端になると自分を支持する枝がないので、どこにロープをかけているのだろうか?うーむ。

・「シャイゴ博士の学説」
樹木の治療を学問として発表したのは英国が最初だと聞いているが、そのなかでもシャイゴ博士の学説は今のところ世界中で取り入れられているらしい。樹の治療をしている日本の他の団体もそれをベースにしている。しかし、わが族長が言うように、我々の経験からすると日本の気候や風土にあっていないのではないか?(全部が全部ではない)たしかに、気候も違えば土質も違うのである。コレは日本の特徴かもしれないが白人の学者が言ってることや、海外でもてはやされたりしていることは何にも考えず受け入れてしまう風潮がある。学者、研究者諸氏は南方熊楠を少しは見習っていただきたい。
ここは一つ、無学なワタクシが曇りのない眼で確かめてくる。

・「どのようなインフォームドコンセントをしているのか?」
もとより樹木は人間の言語を話すことはできないので、その樹を管理している人に現在の樹木の状況、病状、症状を説明し、それに対してどのような治療方法があるかを提示する。そしてその具体的な作業手順を説明し、その利点とリスクをこれまでの治療実績とあわせて報告する。最後に、その処置をした場合と、しなかった場合どうなるのかを、やはりこれまでの治療実績を踏まえて説明し、診断書を作成して提出する。
相手が話せる対象であれば、本人の望むままに治療できるのだが、
そうではないので、今のところ我々が樹木が健全な状態になるにはこれがベストだということを代弁している。本当に樹の代弁者たりえるのかどうかは我々にとって一生つきまとう問題である。このあと、管理している人が我々の提示する治療工事費に納得していただければ、現場に入り、施術後治療報告書をまとめて写真と一緒に提出する。これがだいたいのおおまかな流れだが、英国ではどんなスタイルをとっているのだろうか?

「英国淑女の神秘」
・・・。秘密工作員につき物の現地女性とのラブロマンスは?
暗躍する謎の秘密結社「梅の木植栽連合会」の活動を阻止できるのか!ワタクシのオトコの力量が試される。

細かいところでまだあるが、だいたいこんなところである。
いるんだか、いないんだか分からないドボク族ファンの皆様には
まことに申し訳ないと思いつつも
しばしの間、コタツにミカンでおくつろぎ頂きたい。
(以前掲載していた、友人知人のサイトの紹介は、新たに「ドボク族のリンク集」をコラムとして製作中ですので、そちらに引っ越します)

それから、いくつか業務連絡をしたいと思います。
(長くてすいません)
・インタビューを読んでいただいて、これまで質問・問い合わせ等をいくつかお寄せいただきました。その中でよくある質問に対してQアンドAのコーナーを作っていただきました。(あ〜、うえやまさんありがとうございます!)詳しくはFAQまで。
しばらく対応できないと思いますので、コチラを参考にしていただければと思います。

・「ローリングサンダー」の本を買う人がワタクシの周りで相次いでいる。受け入れやすい人、受け入れがたい人、賛否両論あると思いますが、もう少し噛み砕いて分りやすい本があります「神との対話」という本。(実は局長が薦めてくれた本だ。)この題名のためにワタクシは半年くらい読めずにいたのだが、たまたま開いたページからこの本に取り付かれてしまった。友人から聞いた話では俳優の窪塚洋介がこの本を手に芸能界入りしたとか、しないとか・・・巷でははやっているらしい。それでもムズカシイという人には「葉っぱのフレディ」と言う絵本がお薦めです。どれも同じことを言っている。

・それと、その存在を知らない人が多いことが判明したので、ここでその正体を明らかにしたい。ホームの一番下のほうに
「個人ホームページランキング」
という項目があります、以前はトップテンにも入っていた聞き耳サイトが今では100位台にまで落ち込むことがある。見ている人は以前の倍以上になっているらしいのだが、なんだか忍びないのでお伝えだけはしておきたい。うえやまさん自身はランキングよりもサイトの内容を充実させることを考えているので、あまり気にしていないようだが、小心者のワタクシは、自分が更新した日などは10分ごとにサイトを開き、クリックされているかどうか確かめているのだ。その結果、カウンターだけが空回りしているという悪循環を引き起こしている。これからのお雄叫びも、さらにシモネタをパワーアップすべきか、インタビューの流れでクリーンなイメージ路線でいくべきかを悩んでいるところである。うーむ、すでに遅いかも。

・連絡の最後に、お隣でコラムを書いているナゲウリ嬢が、上司に
「ウグイスの谷渡りってなんですかー?」と聞いてしまったらしい。
・・・上司は絶句してしまった後、「ほんまに教えてえぇんか?」と聞き返されたという。
皆々様(特に女性のかた)には公衆の面前で、
この秘術の名前をみだりに使ってはいけないことをお伝えしたい。

これからマシラ工作員として英国に潜入するが、
万が一、英国秘密情報局員に暗殺されたり、テロにあい爆死して、生きて国民年金を受け取ることができなかったとしても、
ワタクシはアメリカ的な対応は望まない。(アメリカよ、あなた方はこの200年間いったい何を学んだのだ?!)
その死はどこかのレベルで私が望んだものだからだ。
できうることであれば、その肉片の一部でもどこかの大地に返していただければ本望である。
マシラ一族の掟は葬式無用、戒名無用なのだ。
長々と失礼いたしました。
環境さえ整えば、暗号電文を送るつもりである。では。

マシラ工作員 マスターより